25日のラ・リーガ第33節、アトレティコ・マドリーは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦を1-2で落とした。

シーズン最後の直線ですぐ後ろまで迫ってきたラ・リーガの怪物2匹から逃げ切れるかどうかに注目が首位アトレティコ。この一戦ではルイス・スアレス、ジョアン・フェリックス、レマルが戦列から復帰したが、シメオネ監督は3人ともベンチスタートとしてGKオブラク、DFトリッピアー、サビッチ、フェリペ、ロディ、MFコケ、エレーラ、サウール、FWマルコス・ジョレンテ、アンヘル・コレア、カラスコを先発で起用している。

前半はアスレティックのペースで進み、8分という早い時間帯に先制点が生まれる。右サイドを突破したカパのクロスがフェリペに当たってコースが変わり、このボールをベレンゲルが頭で押し込んだ。失点したアトレティコは、その後も低調なパフォーマンスを続ける。プレーリズムが乏しく、マルセリーノ監督率いるアスレティックが仕掛ける激しいプレスを前にチャンスを生み出す気配がなかった。それでも27分、サウールの縦パスを受けたアンヘル・コレアが素早い反転からシュートまで持ち込むも、これは枠を外れている。

後半になるとアトレティコの様子は一変。サイドを中心とした素早いパス回しからアスレティックを崩していき、よりゴールに近づいていく。シメオネ監督は59分にエレーラ、サウール、トリッピアーとの交代でL・スアレス、J・フェリックス、レマルと復帰組3人を投入。さらに65分には好守のバランスを取るためにA・コレアをトレイラに代えた。

攻撃の主力3人をピッチに立ったアトレティコは、コケのゲームメイクから一方的な攻めを見せる。が、最後の詰めでの精度を欠き続け焦りを募らせていった。シメオネ監督は74分にロディとの交代でエルモーソを投入。そして77分に迎えた左CKで、カラスコのクロスからニアのサビッチがバックヘッドでネットを揺らし、ついに同点に追いついた。

このまま畳みかけたいアトレティコだったが、終盤にドラマが、悲劇のドラマが待っていた。86分のアスレティックのCKから、この日凄まじい守備を見せ続けていたイニゴ・マルティネスがヘディングシュートでゴール。アスレティックが勝ち越しに成功した。アトレティコはリスタートと同時にトレイラがロングレンジシュートを狙うなど(クロスバーの上へ)、何とかしてゴールをもぎ取ろうとしたが、結局1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを迎えた。

連勝が2でストップした首位アトレティコは、同日にビジャレアルを下した3位バルセロナ、前日にベティスと引き分けた2位レアル・マドリーに勝ち点差を2まで縮められた。バルセロナは1試合未消化で、29日の延期分グラナダ戦に勝利すれば、首位に浮上することができる。また同日にグラナダを下した4位セビージャもアトレティコとの勝ち点差を3まで縮めており、優勝は4チームで争われる状況となった。