元ナポリ指揮官のジェンナーロ・ガットゥーゾが、19日付のナポリの地元紙『イル・マッティーノ』のインタビューに応じ、トッテナムとの破談を振り返った。

ガットゥーゾは当初、フィオレンティーナの指揮官に就任することが発表されていたが、補強方針などを巡ってわずか23日で契約を解除。のちにトッテナムの次期監督候補にも浮上したが、過去に差別的な発言をしていたとしてファンの間で話題となり、交渉が白紙になったと報じられた。ガットゥーゾは心境を明かしつつ、SNSでの噂話に苦言を呈した。

「忘れることはできない。大きな失望だった。本来の私とはかけ離れた描写をされてしまい、何もできなかった。自分が、イギリスで人々に噂されたような人物とは違うことを説明したり、自己弁護したりする手段がなかったことは残念に思う。どんな敗北や解任よりも傷ついた。誰もネットの危険性を気に留めようとせず、今回のことが起きた」

「ある種の悪口はフェイスブックやツイッターから発信されるが、SNSはどんなウソにでも力を与えることができる。だから私はSNSのアカウントを1つも持っていない。なぜ、あらゆることで侮辱されなければならないのか? 私はインスタグラムすら持っていない。ワインを飲んでいる様子を写真にとって、みんなに知らせたいと思う動機が理解できない」

続いて元ナポリ指揮官は、EURO(ユーロ)2020におけるイタリアの優勝を振り返り、賛辞を贈った。

「幸せというより、誇りに思った。イタリアのスタイルではなかったが、トロフィーを獲得することができた。決勝は、イングランドの方がイタリアらしくプレーしていたね。(ロベルト)マンチーニの発想は、我々にとっても対戦相手にとっても、驚くべきものだった。(ニコロ)バレッラやジョルジーニョ、(マルコ)ヴェッラッティや(マヌエル)ロカテッリらのように技術のある中盤は、これまでアッズーリで見たことがなかった。革新的で勝利をもたらした」