現地時間21日、イングランド・プレミアリーグは第32節が行われ、マンチェスター・シティは敵地ヴィラ・パークでアストン・ヴィラと対戦した。

サッカー界を震撼させた「欧州スーパーリーグ構想」の創設クラブでありながら、すでにスーパーリーグからの脱退を発表しているシティ。FA杯は敗れたものの、プレミアリーグで首位を走り、チャンピオンズリーグはベスト4進出、リーグカップは決勝進出と三冠の可能性を残しているチームに水を差すようなフロント陣の勇み足となったが、ピッチ外の混乱に惑わされず試合に集中したいところ。

しかし開始わずか20秒、自陣左サイドからのリスタートでミングスが縦に蹴ったロングパスを、エリア内左で受けたワトキンスがダイレクトで折り返すと、ニアサイドで受けたマックギンがゴール右へと流し込み、あっという間にアストン・ヴィラが先制する。

電光石火の先制ゴールを浴びて早くもビハインドの状況に陥ったシティは、70%を超えるボールポゼッションでハーフコートゲームを展開するものの、引いて守るアストン・ヴィラを前になかなかシュートまで持ち込むことができない。

19分には左CKのこぼれ球を拾ったマフレズが左足でシュートを放つが、これはGKマルティネスがかろうじてセーブする。

耐える時間の続くアストン・ヴィラだが、22分についに決壊。フォーデンのサイドチェンジがペナルティーエリア右のマフレズへと渡り、クロスオーバーしたベルナルド・シウバがゴール前に折り返す。これをフォーデンがダイレクトで押し込み、シティが同点に追いつく。

さらに40分、左CKのこぼれ球を繋ぎ、エリア内右で受けたB・シウバのクロスをゴール前のロドリが頭で合わせ、シティが逆転に成功する。

いい形で前半を終えることができそうだったシティだが、42分に左サイドのロングパスに反応したラムジーに対し、やや遅れて足を出したストーンズにイエローカードが提示される。しかし、VARの結果、足裏での危険なタックルというジャッジになり、レッドカードに変更。ストーンズにとって自身初の退場により、シティは10人での戦いを余儀なくされる。

後半、DFを1枚失ったシティはジェズスに代えてラポルトを投入。1人多いアストン・ヴィラの攻勢を受けつつ、カウンター気味に追加点を狙いに行く。

アストン・ヴィラとしてはまずは同点に追いつきたいところだったが、迎えた56分、キャッシュがフォーデンにボールを奪われ、すかさず取り返そうとタックルを仕掛けるが、これが完全にアフタータックル。2枚目のイエローカードで退場となり、アストン・ヴィラは数的優位の状況を自ら手放してしまう。

こうなると、ボールポゼッションで圧倒できるシティが時間を使いながら試合を進められるようになる。アストン・ヴィラはなかなかボールを奪うことができず、カウンターを仕掛けることもままならない。

終盤は疲労もあってプレスのかからなくなったアストン・ヴィラを尻目に、マフレズを下げてフェルナンジーニョを投入したシティがボールを保持しながら時間を使って試合を終わらせた。この勝利でリーグ制覇に前進したシティは、週末に控えたトッテナムとのリーグカップ決勝にも弾みをつけた。

■試合結果
アストン・ヴィラ 1-2 マンチェスター・C

■得点者
アストン・ヴィラ:マックギン(1分)
マンチェスター・C:フォーデン(22分)、ロドリ(40分)