日本代表DF板倉滉は現地時間28日に行われたブンデスリーガ2部第5節フォルトゥナ・デュッセルドルフに3バック中央の位置でスタート。シャルケでのホームデビューとなったこの一戦で早くもサポーターの心を掴んだようだ。

12分に行われた一戦では、日本生まれのU-21ドイツ代表MFアペルカンプ真大が今季初ゴールを決め、デュッセルドルフが先制。しかし、FWマリウス・ビュルターが15分に同点弾を奪うと、後半開始直後と終了間際にそれぞれFWシモン・テロッデが決め切り、シャルケが逆転勝利を収めている。

この試合では、前節でそれぞれ途中出場し新天地デビューを迎えた板倉とデュッセルドルフに新加入の田中碧の2人が初めてスタートし、日本の五輪代表対決が実現。試合を中継したドイツ『スカイ』でレポーターを担当したトルステン・マトゥシュカ氏も2人のプレーに注目し、とりわけ板倉が見せた気迫のこもった守備に好印象を受けたようだ。

マトゥシュカ氏は田中については「常にボールを求める姿勢」を称賛する一方で、足がつり86分にスタンドからオベーションを送られる中で交代となった板倉の守備に言及しながら、「シャルケは新たなサポーターのアイドルが見つかったようだ」とその情熱がファンに伝わったと指摘。板倉自身は加入の際、「内田(篤人)さんのようにファンたちを魅了する存在になれるように頑張りたいです」と意気込んでいたが、早くもその目標に近づき始めているようだ。

なお、ディミトリオス・グラモツィス監督は試合後、板倉のプレーについて「非常に堅実だったと思う。馴染むための時間がほどんど必要とせず、ボールを持ったとき、ものすごく落ち着いていたね」とコメント。「(相手GKフロリアン)カステンマイヤーがゴールキックした際には後方はマン・トゥ・マンで対応し、(相手FW)ルーヴェン・ヘニングスへの高いボールに対してはビクトル・パールソンとともに幾度も上手く守った。コンディションはまだ100%ではないが、オン・ザ・ボールでもオフ・ザ・ボールでも安定感を与える重要な存在だった」と満足気に語っていた。