名将ファビオ・カペッロ氏が、イタリアメディア『スカイスポーツ』のテレビ番組に出演した際に、イタリア代表MFニコロ・ザニオーロに賛辞を贈った。

ザニオーロは昨シーズン、インテルからエウゼビオ・ディ・フランチェスコ率いるローマに移籍すると、チャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦でドッピエッタ(1試合2得点)を記録するなど大ブレイクを果たし、イタリア代表でもデビューを飾った。パウロ・フォンセカ指揮下の今シーズンもローマの中心選手として順調な活躍を見せていたが、1月のユヴェントス戦で右ひざを負傷。前十字断裂の重傷を負った。

当初、今シーズン中の復帰は絶望的と見られていたが、新型コロナウイルスの影響によりリーグが中断。再開後の7月にピッチに戻ると、シーズン終盤の8試合に出場して2ゴール1アシストの活躍を見せた。そんな21歳のザニオーロをイタリア人指揮官のカペッロ氏は絶賛。将来的にバロンドールを受賞できるような選手に成長すると大きな期待を寄せた。

「ザニオーロには素晴らしいフィジカルがあり、パワーがある。物凄いクオリティだ。ゴールデンシューを獲得できる可能性はないかもしれないが、もっと上を行き、バロンドールを目指せると考える。私は彼にベタ惚れしたよ。パワーとスピードがあり、すべてにおいて最高レベルのプレーを見せる。他にも同じような潜在能力を持つ選手は何人もいるが、彼ほどのレベルにはない。戦術眼がある上、タッチやテクニックも繊細だ」

なおカペッロ氏は昨年、インテルの若手FWセバスティアーノ・エスポージトにアドバイスを送る際に、「ザニオーロと同じ轍を踏まないように」とコメント。U-21イタリア代表で規律違反を犯したローマMFをまるで悪例として掲げるかのような発言で注目を集めた。しかしその後は、「イタリアで最も素晴らしい才能だ」などと述べ、ザニオーロを高く評価していた。