セリエC(イタリア3部)の所属するコモのマイケル・ガンドラーCEOが地元紙『ラ・プロヴィンチャ・ディ・コモ』のインタビューに応じ、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリとの接触を明かした。

バロテッリは昨夏、自身の故郷に拠点を置くブレシアにフリーで加入。地元出身のスター選手とあり、マッシモ・チェッリーノ会長らから熱烈な歓迎を受けた。しかしブレシアでは出場19試合で5ゴールと期待された活躍を示せず、新型コロナウイルスの影響によるリーグ中断後、セリエA再開へ向けたチームの練習に欠席したことなどを巡ってクラブと対立。今後の去就が不透明となっている。

そんな中、セリエCに所属するコモがバロテッリの獲得に関心を示しているようだ。コモのCEOは、「両者の間で接触があった。選手の代理人らと面会し、我々の話を聞いてもらった」と述べ、まもなく30歳を迎える元イタリア代表FWの代理人に移籍話を持ち掛けたことを明かした。しかし「それ以上は話せない」と続け、詳細を伏せた。

コモは1907年に創設した歴史あるクラブ。かつてはセリエAを舞台に戦っていたこともあるが、2002-03シーズンを最後にイタリア最高峰のリーグから遠ざかっており、近年はセリエCやセリエDに所属している。今シーズンは、元ミラン会長のシルヴィオ・ベルルスコーニ氏がオーナーとして知られるモンツァが優勝を飾ったセリエCジローネAにおいて、13位に終わった。数カ月前にフォーブス世界長者番付の54位にランクインするインドネシア人実業家のロバート・ブディ・ハルトノ氏がコモを買収。コモ湖畔にスタジアムの建設を計画するなど、クラブの拡大を図る中で知名度のあるバロテッリへオファーを提示した。

なおバロテッリを巡っては、セリエBへ昇格するモンツァの関心も伝えられていたが、ベルルスコーニ氏の右腕であるアドリアーノ・ガリアーニ氏がこの噂を一蹴。「マリオのことは大好きだが、彼の獲得を検討したことはまったくない」と発言していた。