国際サッカー連盟(FIFA)は25日、公式サイトに日本代表として活躍した中田英寿氏のインタビュー動画を掲載した。中田氏が出場した1998年FIFAワールドカップ・フランスや、2002年の日韓W杯、2006年のドイツW杯の映像を用い、その経歴を紹介。動画は約6分30秒で、中田氏は全編英語で流暢に語っている。

「20、30年前の日本は、野球が非常に大きな存在でしたね」と振り返る中田氏。少年時代は野球をやるか、サッカーをやるかを悩んだと明かし、サッカーを選んだキッカケの1つに漫画『キャプテン翼』があったと話した。その後、各年代の日本代表として活躍したが、サッカー選手として1つの転機となったのが、フランスW杯だったと続ける。

そして中田氏はW杯の後、イタリア・セリエAのペルージャへ移籍。「フランスやイングランドからもオファーがあった」としながらも、「セリエAこそがサッカーだと思っていたんですよね」と、イタリアを選んだ理由を語る。そして、そう思っていた理由の1つに「子供の頃に初めて着たサッカーのユニフォームがインテルかミランのものでした」と、子供時代の思い出を挙げた。

自国開催となった2002年のW杯ではゴールも記録。「チームを引っ張る存在」と自認するなど、責任感を持って挑んだと振り返る。そしてドイツW杯のブラジル代表戦を最後に現役を引退。現役引退後について「約3年間、世界中を巡りました。100カ国以上に行き、さまざまなことを学び、さまざまな人に会う中で、自分が日本について何も知らないと気付かされました。ですから、7年を掛けて47都道府県を回りました」と語る中田氏は現在、日本文化の発信をしながら、酒蔵を経営している。

中田氏は動画の最後で、「フットボールから離れることは、年齢に関係なく、痛みを伴う難しい決断であり、決して簡単なことではありません」と語った。