現地時間20日、スーペルコッパ・イタリアーナがマペイ・スタジアム=チッタ・デル・トリコローレで行われ、昨季のセリエA王者ユヴェントスとコッパ・イタリア王者ナポリが対戦した。

昨年も同じカードでナポリに軍配が上がったスーペルコッパ。今シーズン、両者はセリエAでの対戦が新型コロナの影響で流れ、一時はナポリの不戦敗扱いになったものの、その後ナポリの訴えが認められて再試合が決定された因縁がある。

長年、ミランとイタリア代表でコンビを組んだピルロとガットゥーゾが監督として初対戦することでも注目を浴びるこの一戦、立ち上がりからユヴェントスがボールを保持する展開に。12分にはマッケニーのクサビのパスをクルゼフスキがダイレクトでエリア内左に落とすと、抜け出したダニーロが決定機を得る。しかし、シュートはGKオスピナが横っ飛びではじき、オフサイドの旗が上がっていた。

一方、守勢に回ったナポリはカウンターからチャンスを窺う。迎えた28分、左サイドのインシーニェからの横パスを受けたデンメが縦に仕掛けてペナルティーエリア内左に侵入。左足でクロスを上げると、ファーポストに飛び込んだロサーノがダイビングヘッドで捉える。しかし、この至近距離からのヘディングはGKシュチェスニーが素晴らしい反応ではじき出し、絶体絶命のピンチを救った。

流れが良いときの試合に比べ、クリスティアーノ・ロナウドとキエーザがボールに絡む機会がの少ないユヴェントス。40分、ペナルティーエリア左でこぼれ球を拾ったクリスティアーノ・ロナウドが右足でシュートを放つも、これは落ち切らずゴール右へと外れる。

互いに無得点のまま迎えた後半、枠内シュートがゼロに終わったユヴェントスはキエーザに代えてベルナルデスキを投入。すると後半開始早々、ペナルティーエリア左に流れてボールを受けたマッケニーの折り返しを、ニアサイドに飛び込んだベルナルデスキが頭で合わせる。しかし、これはゴールラインぎりぎりでGKオスピナがキャッチしピンチをしのいだ。

その後も攻勢を続けるユヴェントスは57分、裏へのパスに呼応したC・ロナウドが、マノラスに体を入れられながらも先にボールに触る。勢い余ってGKオスピナと接触しながらも放ったシュートは、ゴール右へとわずかに外れた。

迎えた64分、ベルナルデスキの左CKをニアサイドに飛び込んだベンタンクールが逸らすと、DFに当たってこぼれたボールをC・ロナウドが押し込んでユヴェントスが均衡を破る。

先制を許したナポリは67分にバカヨコを下げてエルマス、72分にペターニャを下げてメルテンスを投入し流れを変えようと試みる。しかし前線でのボールの収まりどころがなく、前半に比べてロサーノやインシーニェが高い位置でボールを持つ場面が少ない。

すると77分、マッケニーが自陣エリア内でボールをクリアしようとした瞬間、メルテンスが先に体を入れて蹴られる形となり、VARの結果、ナポリにPKが与えられる。このPKを主将のインシーニェが蹴りGKシュチェスニーの逆を突くが、これはゴール左へと外れ、同点に追いつく絶好機を逸してしまう。

リードしているユヴェントスは84分、クルゼフスキとベンタンクールを下げてモラタとラビオを投入。追いつきたいナポリもマリオ・ルイとデンメを下げてジョレンテとポリターノを投入し勝負に出る。

猛攻を仕掛けたいナポリだが、運動量が落ちないユヴェントスのタイトなプレスに大苦戦。アディショナルタイムは5分と長めに取られたが、集中した守備を見せるユヴェントスを前にシュートチャンスすら作らせてもらえず。94分にはポリターノの折り返しをジョレンテが合わせてようやく決定的なシュートを放つが、GKシュチェスニーが足でブロック。逆に終了間際にはカウンターからモラタがダメ押しの追加点を挙げて勝負あり。ユヴェントスが昨年のリベンジを果たし、9度目のスーペルコッパ・イタリアーナ制覇を成し遂げた。

■試合結果
ユヴェントス 2-0 ナポリ

■得点者
ユヴェントス:C・ロナウド(64分)、モラタ(90+5分)
ナポリ:なし