元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、19日付のイタリア紙『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じて教え子であるナポリ指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾや古巣のユヴェントスなどについて語った。

ザック氏はかつて1998年から2001年にかけてミラン指揮官を務め、1999年夏にサレルニターナから加入したガットゥーゾをレギュラーに抜てきした経験を持つ。そんなザック氏は、今シーズンのセリエAで没収試合となったユヴェントス戦を除き3勝と好成績を収めるナポリの指揮官について語った。

「彼の良い所は、常に疑問を投げかけ続けることができる点にある。リーノ(ガットゥーゾの愛称)は、確かなものに頼らず、枠にはまらず、常にその瞬間に適応していくことができる。それに選手たちの信頼をつかむことにも非常に長けている。まるで磁石のようだよ。ナポリは重要な形でスクデット争いに絡んでいくことができるだろう」

続いてザック氏は、自身の古巣でもある王者ユヴェントスがアンドレア・ピルロ新監督の下、シーズン序盤戦で苦戦していることに言及。その理由を指摘した。

「プレシーズンを確保できなかった代償を払っているのだと思う。選手たちにはピルロの考えを吸収するための時間がなかった。新たな戦術の理解に苦しんでいるのだろう。試合をこなしながら身につけていかなければならないが、簡単ではないだろう」

さらに、元日本代表監督はかねてより自身が絶賛するミランのFWズラタン・イブラヒモヴィッチに触れ、ユヴェントスのFWクリスティアーノ・ロナウドと比較した。

「彼は不滅の選手であり、なぜバロンドールが与えられなかったのか理解に苦しむ。イタリアサッカーのバランスを動かしたのは、C・ロナウドよりも彼なんだ。だからこそ、彼がやって来てから多くの若手選手が急成長を遂げた。ゴールを決めるだけではない。苦しい時にチームを背負い、仲間に安心感を与えてくれる存在なんだ」