ボルシア・ドルトムントの幹部は、フランス代表FWウスマン・デンベレのバルセロナ移籍報道にうんざりのようだ。『WAZ』など複数のドイツメディアが報じている。

史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約290億円)によって、ネイマールをパリ・サンジェルマンに放出したバルセロナ。フランス紙『レキップ』などは、その後釜候補としてデンベレを有力視している模様で、同選手とバルセロナが個人合意に至ったとまで伝えている。

クラブと2021年までの契約を結ぶデンベレが“非売品”であることを繰り返し強調してきたミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は、今回の新たな報道にご腹立の様子。「ピエール=エメリク・オーバメヤンも6月〜7月の間に8回移籍したようだね」と報道を皮肉り、「我々からコメントすることはない」と話すにとどまった。

ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)も同様の口調で「これらに対するコメントは何の役に立たないので控えさせてもらう」と発言。ただ一般論として、獲得オファーを受けた場合には「クラブのマネジメントが検討する。移籍金の利益を考慮する一方で、その選手を残して数年間にわたり大金を得る可能性も忘れてはいけない」と続けた。

これまでの報道によれば、20歳のウィングを獲得するためにバルセロナは近々ドルトムントに1億ユーロ(約130億円)超の獲得オファーを届ける考えだという。その金額についてヴァツケCEOは先日、「低すぎる」と話し、その価値をより高く設定している模様。実際に交渉のテーブルについたとしても、そう簡単には同選手を手放さない構えだ。