元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が24日、イタリアのラジオ局『Radio24』のラジオ番組『トゥッティ・コンヴォカーティ』に出演し、古巣のインテルについて語った。

インテルでは昨夏、元ユヴェントス指揮官のアントニオ・コンテが3年契約を結んで指揮官に就任。コンテ指揮下では、FWロメル・ルカクとFWラウタロ・マルティネスのコンビが躍動し、リーグ戦2位の成績を収めたほか、ヨーロッパリーグ(EL)でもセビージャとの決勝へと駒を進めて準優勝の結果を残した。しかしインテル指揮官はEL決勝後、クラブが自身の要求を満たさない場合、退任の可能性を示唆。周辺が慌ただしくなっている。

そんな中、かつて2003-04シーズンにインテルを率いた経験を持つザッケローニ氏が自身の見解を示した。元日本代表監督はコンテの行動に首をかしげる。

「指揮官を交代するということは、ゼロからの再出発を意味する。本当に退任するなんて考え難い。コンテとしても、他のチームへ行って現在ほどの年俸を得ることは難しい。重要なクラブの監督のポストはほとんどすべて埋まっているし、メルカート上の指揮官はコンテだけではないからね」

「私はセリエAにおける15年間のキャリアにおいて、常に役割を守り、監督の仕事だけをしてきた。自ら選手を連れてくるようなことは一度もしたことがない。我々監督がメルカート上のチャンスをすべて探り、選手を調べ上げることはできないからね」

「クラブはコンテのためにかなりの努力をした。ルカクの獲得を始めとして、すべてにおいて彼の要求を満たしてきたように思う。さらに要求を増すコンテの立場は理解できない。それに現在、別れは両者にとって不都合なはず。インテルは再出発を強いられる一方、コンテは巨額の年俸をあきらめなければならない。関係が壊れるときはたいていの場合、両者のうちのどちらかが得をするもの。しかし今回は誰が得をするのか。理解できないよ」