21日のラ・リーガ第10節、ラ・セラミカでのビジャレアル対レアル・マドリーは1-1のドローで終了した。ビジャレアルMF久保建英はベンチスタートとなり、89分から出場を果たしている。

抜群のシーズンスタートを切り、ラ・セラミカでは6勝1分けと圧倒的成績を収めるビジャレアルと、前節バレンシア戦に1-4で敗戦して、この試合では負傷でセルヒオ・ラモスとベンゼマ、新型コロナでカセミロ、ミリトン、ヨヴィッチを欠くマドリーの対戦。試合前、圧倒的にネガティブな雰囲気だったのはマドリーだったが、5分に幸先よく先制に成功した。

マドリーの得点者は、バレンシア戦で今季初の出場(14分間プレー)を果たし、今回先発で1トップを務めたマリアーノ。ドミニカ共和国代表FWは、右サイドでボールを受けたカルバハルのクロスから豪快なヘディングシュートでネットを揺らしている。

リードを得たマドリーは、その後試合をしっかりと管理。ビジャレアルの反撃を封じ、前線からのプレッシングを巧みにいなして、速攻から追加点を狙っていった。その一方、苦戦するビジャレアルが前半に生み出した危険な場面は、21分にパレホが放ったヘディングシュートのみ。これは惜しくもクロスバーの上へ外れている。

後半、攻勢を強めるビジャレアルは、57分にクロースのフィードミスをきっかけにマヌ・ロドリゲスのスルーパスからジェラール・モレノがフィニッシュまで持ち込むも、角度が厳しくボールは枠から逸れてしまう。エメリ監督は61分に交代カードを切り、バッカ、ペドラサ、マヌ・トリゲロスを下げてジェレミ、エストゥピニャン、チュクウェぜを投入。対してジダン監督は65分にウーデゴール&アザールを、ヴィニシウスとマドリー退団希望が報じられたばかりのイスコに代えている。

選手交代から勢いを増したのは、ビジャレアルの方だった。71分、エストゥピニャンの単独突破からパレホが強烈なシュートを打ったのを皮切りにチャンスをつくり出していくと、75分にはチュクウェゼがGKクルトワに倒されてPKを獲得。キッカーのジェラール・モレノが枠の左に冷静にシュートを決め切り、同点に追いついた。

その後もビジャレアルは猛攻を見せ続け、厳しい状況に立たされるジダン監督は85分にマリアーノをアセンシオに代えて打開を図る。一方のエメリ監督は88分にプレー続行不可能となったマリオをペーニャと交代させ、その1分後にモイ・ゴメスの代わりに久保をピッチに立たせた。

久保は限られた出場機会の中でも、存在感を見せる。92分にはペナルティーエリア内左にフリーで侵入したが、折り返そうとしたボールはGKクルトワの手に弾かれる。その1分後には右サイドからドリブル突破を図り、ファウルで止めたクロースのイエローカードを誘発している。試合は結局、それ以上スコアが動かぬまま終了のホイッスルが吹かれた。

2試合勝利から見放されたマドリーは勝ち点17で暫定4位、マドリー相手にもラ・セラミカでの無敗を守ったビジャレアルは勝ち点19で暫定2位に位置している。