ハンブルガーSV(HSV)は9日、マルクス・ギスドル監督が今シーズンも日本代表DF酒井高徳にキャプテンマークを与えることを発表した。

ギスドル監督は去年の秋に酒井をHSVの新キャプテンに指名。その役割を昨シーズン十分に果たしたと見た同監督は、今シーズンも26歳のSBに信頼を寄せている様子で、今後も同選手に主将を務めさせる決断を下している。

酒井はその決断についてクラブの公式ウェブサイトで「自分にとって、とても大きな名誉ですし、今後もまたこれほど重要な役割を務めることを楽しみにしています。新シーズンにおいて、自分がその役割をこなせることを証明していきたいです」と意気込みを語っている。

キャプテンの役割に関しては、「自分のパーソナリティを変えないでいることを試みます。どちらかと言えば、多くをしゃべらずに行動に取り組むタイプです。昨シーズンもそうでした。でも同時にチーム、そしてメディアに対してもっと自信やイニシアティブを持って対応しなければいけないことを自覚しています」と述べ、課題についても言及している。

また酒井は「監督にはたくさんのことは上手くできたと言われたが、自分から進んで責任をより多く引き受けるように言われました。僕もそういうところをもっと追求しなければいけないと考えています」とのコメントも残し、よりリーダーシップを発揮することを目指しているようだ。

ドイツ人の母親を持つ酒井だが、日本育ちであるためにドイツ語は外国語とも言える。コミュニケーションの面を自身の問題点として挙げるも「この点についても監督がサポートしてくれていますし、これに関してはより積極的に頑張っていきたいと思っています」と克服することを誓った。

2015年夏にシュトゥットガルトからHSVに加わった酒井は、昨季開幕10試合白星なしという絶望的な状況のなかでキャプテンを任された。クラブに史上初の2部降格の危機が迫るというプレッシャーに耐え抜き、チームは見事巻き返しに成功。今回のギスドル監督の決断は、これらの経験によるプレー以外の面での成長を見せた酒井への評価としても受け取れるかもしれない。