ボルシア・ドルトムントに所属するフランス代表FWウスマン・デンベレは、10日の練習を無断で欠席。やはり同選手の行為は移籍を求めるためのボイコット行為だったようだ。

ピーター・ボス監督は10日の会見で、「確かに彼は午前中の練習を欠席していた。正直、その理由については分からない」とデンベレの不在を認めていた。その一方で、バルセロナへの移籍の可能性との関係性については「ここで憶測を語り合うことは可能かもしれないが、そういうことを私は好まないね」とコメントを控えていた。

だがその後、やはりバルセロナへの移籍を直訴するための行為であった可能性が高いことが判明。クラブは前述の会見が開かれた約2時間後に株主向けの発表で、バルセロナからのデンベレに対する獲得オファーを断ったことを伝え、「現時点において移籍の可能性は高確率ではない」と強調した。デンベレの練習欠席はクラブのその決断に対する反応だったと言えるだろう。

さらにミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)はその後、クラブの公式ウェブサイトで「デンベレは本日の練習を無断で欠席し、おそらくあえてそのような行動を選択した。我々は当然この不正行為に対して制裁を科す」と強調。また「監督との協議に基づき、まずは今週末のカップ戦後までには練習と試合では出場停止処分を科すつもりだ」とDFBポカール1回戦のリーラジンゲン・アルレン戦(12日)での欠場を決定したと続けている。

なお、デンベレはレンヌ下部組織に在籍していた2015年夏にも移籍をめぐって練習をボイコットした“前科者”。レッドブル・ザルツブルクが獲得に乗り出していたが、最終的にレンヌは退団を認めなかった。当時レンヌのスポーツディレクターを務めていたミカエル・シルベストル氏は「(移籍市場最終日の)8月31日にはショートメッセージを送ってきたよ。『僕はセネガルに行く。もうサッカーなんてヤメだ。お前らには吐き気がする』とね」と暴言を吐かれたことを以前明かしている。

それから2年が経ち、昨シーズンのドルトムントでブレイクを果たした現在20歳のデンベレはもはや欧州ビッグクラブが注目する存在に。しかしながらここに来て再び同選手の野心が露骨に現れ、ドルトムント側の今後の対応、選手側の反応が気になるところだ。