4日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループG第3節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのディナモ・キエフ戦に2-1で勝利した。

CLではユヴェントス戦含む2戦全勝と上昇して、ラ・リーガでは4試合でわずか勝ち点2しか獲得できず下降する……。大会毎の上下動がまさにジェットコースターのバルセロナが、セオリーで言えばまた上がるべき日がやってきた。

クーマン監督はラングレをベンチに置いて、ここ2試合で途中からセンターバックを務めさせてきたフレンキー・デ・ヨングを先発から同ポジションで起用。また前試合アラベス戦(1-1)で失点のきっかけとなったネトに代わり、負傷明けのテア・シュテーゲンも出場させた。スタメンはGKテア・シュテーゲン、DFデスト、ピケ、F・デ・ヨング、ジョルディ・アルバ、MFブスケッツ、ピャニッチ、ペドリ、メッシ、アンス・ファティ、FWグリーズマンで、いつもの4-2-3-1システムを採用している。

6人が新型コロナに感染して、起用可能なトップチームの選手がわずか13人というディナモ・キエフを相手に、バルセロナは立ち上がりから攻勢を披露する。そうして4分、ドリブルでペナルティーエリアに侵入したメッシが倒されてPKを獲得。メッシ本人がキッカーを務め、冷静にシュートを決め切った。メッシは今季4点目で、そのすべてをPKから獲得している。

バルセロナは先制後もペドリがクロスバー直撃のシュートを放つなど、ディナモ・キエフを圧倒。しかしアラベス戦で露呈した決定力不足は相変わらずで、アンス・ファティ、メッシらもチャンスを物にすることができない。すると徐々にディナモ・キエフも勢いづき、35分にはブヤルスキーのヘディングシュートを許したが、これはT・シュテーゲンの好守で難を逃れた。試合は1-0のまま折り返しを迎える。

後半も流れは変わらず、バルセロナが攻めるも決めきれず、ディナモ・キエフが速攻から時おり危険な場面を生み出していく。PK以外からもゴールを決めたいメッシは56分、ペナルティーエリア手前からのフリーキックで壁を見事に越えるシュートを放ったが、GKネシェレット(Bチーム所属の18歳)の猫のような瞬発力での片手セーブに阻まれている。

クーマン監督は60分に選手交代を敢行し、ピャニッチ、グリーズマンを下げてセルジ・ロベルト、デンベレを投入。そして66分、ついに待望の2点目を決める。セットプレーの流れからA・ファティがクロスを送り、ピケが頭で、しっかりと首振りでもってボールを枠内に押し込んだ。

クーマン監督は74分にブスケッツ、A・ファティも下げてラングレ、トリンコンをピッチに立たせ、F・デ・ヨングをボランチの位置に戻す。が、純粋な2CBとしたわずか1分後に失点。クロスからのシュートでT・シュテーゲンがさらなる好セーブを見せたが、弾かれたボールをツィガンコフに押し込まれてしまった。

82分にクーマン監督は最後の交代カードを切り、ペドリをアレニャーに代える。だがデンベレの強烈なミドルがネシェレットに弾かれるなど3点目は決められず、ディナモ・キエフの意地の猛攻にも遭い、どちらが満身創痍か分からない1点差の勝利で試合を終えている。ジェットコースターとしては、あまりにも上昇速度が遅いパフォーマンスだった。

なおグループGのもう一戦、フェレンツヴァロシュ対ユヴェントスは4-1でユヴェントスが快勝。同グループの順位は、首位バルセロナ(勝ち点9)、2位ユヴェントス(勝ち点6)、3位ディナモ・キエフ(勝ち点1)、最下位フェレンツヴァロシュ(勝ち点)1となった。