ユヴェントスの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリが『The Players' Tribune』のインタビュー内で、チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦終了後に辞任を検討していたことを明かした。

ユヴェントスは昨シーズン、6年連続でスクデットを獲得し、アッレグリ自身も2014年の就任以来、3年連続となるリーグ優勝を成し遂げた。国内のカップ戦コッパ・イタリアも制し、CLでも準々決勝でバルセロナを下し、準決勝ではモナコを退け決勝の舞台へとたどり着き、トリプレーテ(3冠)達成まであと一歩まで迫った。

カーディフで行われたレアル・マドリーとの決勝戦では20分、FWクリスティアーノ・ロナウドの得点で先制されたものの、27分にFWマリオ・マンジュキッチの「再現不可能な」スーパーゴールで同点に追いついた。アッレグリ自身も「大丈夫だ。おそらくチャンスはある」と勝機を見出したものの、後半は力及ばず1-4と大敗を喫した。イタリアへ帰国後は、自身の進退について検討したという。

「チームとともにカーディフからイタリアへ戻り、翌晩、自分自身に難しい疑問を問いかけた。終点にたどりついたのだろうか? これがこのチームでできるすべてなのか。ユヴェントスにおける自分のキャリアは最終章を迎えたのかと考えた。月曜日に仕事場へ戻り辞任届を提出しようという気持ちも心の片隅にあった。それからなぜ自分が監督になろうと思ったのか原点について考えた」

■ユーヴェ残留決断のヒントは子供時代に

答えを見つけるため、アッレグリは子供時代を回想している。学校嫌いで先生に叱られ、自身は指導される側ではなく、指導する側になるべきであると気づいた。アッレグリは自分の原点を振り返り、ユヴェントスにおいて自身の役割はまだ終わっていないと感じたようだ。

「14歳の時、学校が嫌いで自分は良い生徒にはなれないと思った。だけど校長先生にはなれると思った。若いころ自分がプレーしている時も教える側になりたいと思っていた。教えることが好きなんだ。楽しいし情熱を傾けられる。選手を成長させることが好き。ユヴェントスについても、残留を決めたのは個人的な理由からだ。自分はまだもっと力を出せる。教えることはまだ沢山ある。それであの夜、もしクラブが僕の構想に賛成してくれるなら残ろうと寝る前に決めたんだ」