スペイン・プロリーグ機構ラ・リーガのハビエル・テバス会長が、バルセロナのFWリオネル・メッシ放出について今一度振り返っている。

ラ・リーガが計画したCVCキャピタル・パートナーズからの資金調達を断り、同リーグのサラリーキャップ制をクリアできなくなったためにメッシとの再契約をあきらめたバルセロナ。スペイン『スポルト』とのインタビューに応じたテバス会長は、バルセロナがCVCからの資金調達にノーを突き付けた背後にはレアル・マドリーの存在あったとして、メッシ放出の理由が同クラブの財政的問題にはならないことを主張している。

「彼の退団は財政的な問題に由来していない。私は確信とともに、そう理解している。彼の退団は防ぐことができたんだ。メッシの退団はおそらく、私にしても最も痛ましいことだった。私だって彼のことを史上最高の選手と考えているのだから。あんな形でここを去るなんて、彼にはふさわしくなかったんだよ。バルサだけでなくラ・リーガにとってもね」

「バルサは1カ月間もCVCに合意していた。マドリーがノーと言うまでね。バルセロナ内にはフロレンティーノ(・ペレス現レアル・マドリー会長)への劣等感がある」

バルセロナはレアル・マドリーとともにスーパーリーグ創設を目指し続けているが、テバス会長はその関係性がCVCの資金調達を断ったことにつながっているとの見解を示す。

「私の印象では、バルサの内部は心理的にフロレンティーノとマドリディスモ(レアル・マドリー主義)に誘拐されてしまっている。彼らに劣等感を抱えていることで。というのもフロレンティーノはとても賢明な人物で、また彼らのゼネラルディレクターであるホセ・アンヘル・サンチェスはスーパーリーグにかなりの共感を覚えている。10年もフットボールの世界にいなかった人(バルセロナのジョアン・ラポルタ会長)が、そうした人たちから何かを言われたとしたら……」

「今年のジョアン・ガンペール杯(バルセロナが毎年開催するプレシーズンマッチ)には、フロレンティーノがいたんだよ! それがラポルタとフロレンティーノの関係性を表すものではないのかもしれない。が、バルサはCVCに合意していたにもかかわらず、レアル・マドリーが拒絶したタイミングでノーと言ってきたんだ」