ブラジル代表のFWネイマールがバルセロナを退団し、パリ・サンジェルマン(PSG)移籍を決断した理由について、『Goal』イタリア版が3日、分析している。

■ネイマール移籍の5つの理由

ネイマールは4年間在籍したスペインの強豪バルセロナを去り、史上最高額2億2200万ユーロ(約290億円)の移籍金でPSG加入した。その理由として、5つの要素が指摘されている。

まずは金銭面。PSGでは年俸3000万ユーロ(約40億円)で5年間の契約を結んでおり、これはバルセロナ時代を約1600万ユーロ(約21億円)も上回る。

続いて同僚だったFWリオネル・メッシとFWルイス・スアレスとの共存が指摘されている。25歳のネイマールは自身こそナンバーワンになりたいとの野心を抱いており、クラブの中心となれるPSGへの移籍を希望した。昨シーズン、バルセロナはカンプ・ノウで行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦PSG戦において奇跡の大逆転劇を演じたが、2得点を挙げるなど活躍を見せたネイマールではなく、メッシやスアレスが高く評価されたことが影響したとも考えられている。

また環境面も理由の1つに挙げられている。昨夏、同郷の親友、DFダニエウ・アウベスがユヴェントスへ移籍したことで、ロッカールーム内で以前ほど気持ちよく過ごせなくなったという。D・アウベスは今夏、PSGへ加入しており、その後のネイマールの合流を後押ししている。またPSGにはこのほか、DFチアゴ・シウバ、DFマルキーニョス、MFチアゴ・モッタ、MFルーカス・モウラら4人のブラジル人選手が在籍しており、環境面でのバックアップ体制は整っている。

さらにネイマールは個人タイトルの獲得を熱望している。バルセロナに所属する限り、メッシの影で自身の存在が薄くなってしまうことは避けられない。だがPSGの主役として活躍できれば、フランスやヨーロッパの舞台でタイトル獲得のチャンスは訪れるだろう。

最後に戦術面が指摘されている。バルセロナのこれまでの4年間、メッシおよびスアレスと共存するため、ネイマールは左サイドでのプレーを余儀なくされた。ポジションがゴールから遠くなることで、当然、得点数への影響も予想される。PSGにおいてネイマールは中央よりのポジションでフィニッシャーとしての役割を担うことになる。