現地時間21日、イタリア・セリエAは第28節が行われ、ユヴェントスはホームのアリアンツ・スタジアムにベネヴェントを迎えた。

最大の目標だったチャンピオンズリーグでのショッキングな敗退を受け、スクデットへの影響が懸念されたユヴェントス。しかし、CL明けの前節はカリアリ相手にクリスティアーノ・ロナウドのトリプレッタで快勝を収め、リーグ3連勝で勝ち点10差の首位インテルを猛追している。

4連勝の懸かったこの試合でも、11試合未勝利のベネヴェントを相手に立ち上がりからユヴェントスが圧倒する。

開始わずか3分、右サイドに開いてボールを受けたC・ロナウドがクルゼフスキとのワンツーでエリア内に侵入。上手くDFと入れ替わると、そのまま右足でシュートを放つが、この決定機はゴール左へとわずかに外れた。

その後も畳み掛けるように攻め込むかと思われたユヴェントスだが、引いて守るベネヴェントも球際で高いインテンシティを見せ、奪ってからのカウンターを狙う。ユヴェントスはキエーザとクルゼフスキの両翼が思うようにサイドを攻略できず、モラタとC・ロナウドがゴール前で仕事をさせて貰えない。

22分には、右サイドでボールを受けたC・ロナウドが縦に仕掛けてクロスを上げると、ゴール前にこぼれたボールをダニーロが押し込む。しかし、これはベネヴェント守備陣が体を張ってブロックし、2度目の決定機を防ぐ。

33分、モラタの突破からの左足シュートもGKモンティポが反応し、こぼれ球をDFがセーフティにクリア。続く35分には右のショートコーナーからクルゼフスキが入れたクロスをフランが手でコースを変えたとしてPKのジャッジが下されるが、VARの結果、ハンドは取り消しとなった。

さらに直後の右CKをデ・リフトが頭で合わせ、GKモンティポがはじいたところをモラタが押し込むもゴール上へと打ち上げてしまう。39分にはクルゼフスキが右サイドから入れたクロスをゴール前のC・ロナウドが合わせてネットを揺らすもオフサイド。再三チャンスを作り出したユヴェントスだが、ベネヴェントゴールをこじ開けることができないまま試合を折り返した。

後半もユヴェントスがボールを“持たされる”展開となり、ベネヴェントに上手く守られる時間が続く。

すると迎えた69分、自陣左サイドでスローインを受けたアルトゥールがサイドチェンジを試みるも、これをゴール前でカットしたガイチがすかさず右足を振り抜く。これがゴール左へと決まり、守勢の続いていたベネヴェントが均衡を破った。

まさかの1点ビハインドとなったユヴェントスは73分、ラビオとアルトゥールに代えてマッケニーとベンタンクールを投入。一方のベネヴェントも同じタイミングでラパドゥーラとフランを下げてカプラーリとテージョを投入し逃げ切りを図る。

80分、ペナルティーエリア手前左でボールを受けたC・ロナウドが縦に仕掛け、一度はボールを失いながらもエリア内に侵入すると、至近距離から左足でシュート。しかし、GKの頭上を狙ったシュートはモンティポが素晴らしい反応でゴール上へとはじいた。

さらに直後の右CK、ゴール前で胸トラップしたC・ロナウドがそのままアクロバティックなボレーで捉えるが、DFの寄せもありゴール左へとわずかに外れる。

猛攻を仕掛けるユヴェントスに対し、逃げ切りたいベネヴェントは83分にデ・シリオとダボを投入して全員守備で応戦。90分には左クロスをファーサイドで収めたC。ロナウドのシュートはGKモンティポが正面ではじき、こぼれ球をダニーロが押し込むもゴール上へと打ち上げてしまう。

アディショナルタイムの4分間でも圧倒的に攻め込んだユヴェントスだったが、必死の守備を見せるベネヴェントが最後のところで体を張ってゴールを許さず。逃げ切ったベネヴェントが値千金の勝利を手にし、10連覇を目指すユヴェントスにとっては痛恨の黒星となった。

■試合結果
ユヴェントス 0-1 ベネヴェント

■得点者
ユヴェントス:なし
ベネヴェント:ガイチ(69分)