25日に行われたベネヴェント対ナポリ(ナポリが2-1で勝利)で、イタリア代表FWロレンツォ・インシーニェと弟のFWロベルト・インシーニェがセリエAで初対戦し、兄弟揃ってゴールを記録した。

ナポリ出身のインシーニェ兄弟は、いずれもナポリの下部組織で選手としてのキャリアを歩み出した。3歳年上のロレンツォはペスカーラなどでの武者修行を経て、2012年にナポリに復帰すると8年間にわたって主力選手として活躍。イタリア代表でも常連として名を連ねる。一方、弟のロベルトは2013年にナポリを離れると、2016-17シーズンの半年間の復帰期間を除き、アヴェッリーノやラティーナ、パルマなどセリエBでの戦いの日々が続いた。

そして今シーズン、ロベルトが2018年から所属するベネヴェントがセリエA復帰を決めたことで、カンパーニア州に拠点を置く両チームによるダービーの中で兄弟対決が実現した。するとロベルトは30分、元ミランFWジャンルカ・ラパドゥーラのアシストからセリエA初ゴールを記録。後半に入って60分、今度は兄のインシーニェが元インテルFWマッテオ・ポリターノのアシストを受けて同点弾をマークした。

セリエAの同試合における兄弟によるゴールは、1949年のインテル対ラツィオでイシュトヴァン・ニェルシュおよびフェレンク・ニェルシュ兄弟以来となる史上2組目の快挙。試合終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューを受けたロベルトは涙をこらえきれず、「本当に本当に嬉しい。しかし僕のセリエA初ゴールが兄のチーム相手になってしまったのは残念だよ」と語った。

またロベルトは、『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューにおいて、サッカー好きのインシーニェ一家について言及。「父を始めとして家族全員がナポリのファン。長兄のアントニオもまだプロモツィオーネ(伊6部)でのプレーを楽しんでいる。末弟のマルコは兄弟で一番運動量が豊富だったが、今はサッカーをあきらめてフレッチャロッサ(イタリアの高速鉄道)で働いているよ」と明かした。