ミランがフィオレンティーナに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザの獲得を目指していると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が14日、報じている。

キエーザは、元イタリア代表FWのエンリコ・キエーザ氏を父に持つサラブレッドで、フィオレンティーナの下部組織出身の22歳。昨夏はユヴェントスが獲得に関心を示していたが、フィオレンティーナのロッコ・コミッソ会長は、「あと1年はフィオレンティーナに残る」などと発言し、移籍は実現しなかった。

しかし現在、これまでフィオレンティーナFWの獲得に関心を示してきたユヴェントスやインテルはすでに撤退。評価額は6000万ユーロ(約75億円)から4000万ユーロ(約50億円)へと下落した。選手との契約期限が残り2年を切る中、契約延長の兆しもみられず、フィオレンティーナは難しい判断を迫られる。

そんな中、元フィオレンティーナ指揮官ステファノ・ピオリが指揮を執るミランがキエーザに熱視線を注いでいる。ミランは数週間にわたり、フィオレンティーナと接触。これまで関心が伝えられていたDFニコラ・ミレンコヴィッチだけでなく、キエーザの獲得も視野に入れている。しかし現時点でイヴァン・ガジディスCEOはミレンコヴィッチの獲得資金しか確保しておらず、今後、MFルーカス・パケタやMFラデ・クルニッチの放出を待たなければならない。

一方でキエーザは、昨年12月からフィオレンティーナの指揮を執るジュゼッペ・イアキーニの下、ペナルティエリアから離れた位置でのプレーを要求されている。このためイタリア紙は、キエーザがフィオレンティーナのユニフォームに愛着を感じているとは言え、退団の可能性を指摘している。移籍市場の閉幕まで残り3週間。ミランは元ブレシアMFサンドロ・トナーリに続いて、もう1人のイタリア代表の至宝を獲得することができるのか、その動向は注目されるところだ。