タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第19回はスコッティ・キャメロンの名が世界に知られる以前のクラシックモデル「スコッツマン」がテーマ。

スコッティ氏の熱い想いが込められた7本

『スコッツマン』シリーズは、スコッティ・キャメロン氏が91年にレイクック社から独立した直後に、市販することを目的として製作したパターで、写真の7本はそのプロトタイプである。

当時、スコッティ氏は、既存のパターのなかから代表的な7つのヘッドを選出。その形状をベースに独自のアレンジを加え、このシリーズを完成させている。
ただ、7モデルのうちの2モデル(943と947)は、大量生産に向かない形状だったため市販には至っておらず、プロトタイプについても、世界に3本ずつしかないと言われている。

自分が作りたいパターを作るために独立を果たしたスコッティ氏。その熱い想いを込め、小さなガレージにこもって削り出した7本のパターは、ブラックオキサイトフィニッシュのクラシカルな仕上がりとなっている。そのヘッドの流麗なライン。最新のモデルにはない無骨な削り跡。時間をかけて刻まれてきた小さな傷まで、じっくりと味わっていただければと思う。

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロンゴルフギャラリージャパン

※週刊ゴルフダイジェスト2024年3月26日号「キャメロンマニア宣言」より