ゴルフコーチ辻村明志(47)が指導している、チーム辻村のメンバー・上田桃子、吉田優利、松森彩夏、練習生の2人を合わせた5名が取り組んでいる最強ドリルの数々。「チーム辻村・女子プロと一緒に上手くなる」シリーズ。今回は、数回に渡って紹介してきたチーム辻村のドリルをさらに深く理解するために、チーム辻村が最強のショット力を手に入れるために取り組んでいる「インパクトゾーン」の考え方について紹介しよう。

「胸でボールを見続ける時間をコンマ1秒でも長くしたい」(辻村)

インパクトはボールを打つ瞬間の〝一点〞と考えているアマチュアの方は多いことだろう。だが辻村はゾーンで考えている。「インパクトとは、体の真正面でボールをとらえる〝時間〞のことです。そしてそのゾーンを少しでも長くすることが飛距離を伸ばし、ショットの精度を高めるのです」(辻村)

辻村は、選手一人ずつに専用ノートを作っている。そこには選手のテーマや課題、発見や練習メニューなどが書かれている。たとえば、昨年7月、吉田は楽天スーパーレディースで2勝目を挙げたが、その前に吉田のノートに書かれていたのが、「体の真正面でボールをとらえることが大事。胸でボールを見続ける時間をコンマ1秒でも長くする」ということ。

真正面でボールをとらえる体の締まりとキツさ、そして〝がまん〞を身につけることを、辻村はチームの選手たちに教えている。

「フォローでは、頭とクラブヘッドが反対方向に引っ張り合うこと」(辻村)

チーム辻村が目指すのは、低くて長いインパクトゾーン。そのために求められるのが〝カウンター〞と呼ばれる体の動きだ。「簡単に言えばインパクトからフォローにかけて、〝2つの頭〞(自分の頭とクラブヘッド)が、反対方向に引っ張り合う動きです。この動きによってヘッドが加速、フォローで腕が真っすぐに伸びて、低くて長いインパクトゾーンを手に入れることができるのです」(辻村)

辻村によれば、カウンターの動きはパッティングにも求められるという。ちなみにダウンスウィングからインパクトで、〝2つの頭〞が同方向に動くのが、いわゆるドアスウィングと呼ばれるものだ。それが体の大きな一般男性が、体の小さな女子プロよりも飛ばない大きな原因のひとつでもある。

「一番ショットが安定するのは、インパクトゾーンでゆるやかな軌道を描いてボールをとらえることです。低くて長いインパクトになれば、アイアンで細長いターフが取れるようにもなります」(辻村)

そのためには軸と左サイドの安定、フォローで腕を大きく伸ばすことが絶対条件。辻村明志が紹介する様々なドリルで身につけていこう!

※週刊ゴルフダイジェスト2022年11月29日号「チーム辻村のインパクトゾーンを手に入れよう」から一部抜粋

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[第1回ドリル・上田桃子「買い物袋」]

[第2回ドリル・吉田優利「バランスボール挟み」]

[第3回ドリル・上田桃子「わき腹つかんで左打ち」]

[第4回ドリル・吉田優利「傘プレーン」]