クラブが進化し、弾道計測器などのテクノロジーで弾道やスウィングの秘密も可視化されてきた現代。そんな時代の“新たな基本”を、気鋭のコーチ・目澤秀憲に教えてもらおう。第二回は、自分に合ったグリップの見つけ方!

インパクトでボールを叩くときの形でわかる

ゴルフを習って最初に違和感を覚えるのはグリップの握り方ではないだろうか。野球やテニスと違い左手と右手をくっつけて、左手の親指は右手のひらで包み、右小指は左手に乗せたり左人差し指と絡ませたり……握るだけで一苦労。握り方自体もテンフィンガー、オーバーラッピング、インターロッキングなどいくつもあり、左手の甲の向きによってストロング、スクェア、ウィークと3タイプに分かれるのだから、自分に合うグリップを見つけるのは至難だ。

河本結らを指導するコーチ・目澤秀憲は「自分に合ったグリップの形は、大きく分けて3タイプある握り方から力強く叩ける握り方を選んでください」という。

通常、最初に教わるのはタイガーような握り方であるスクェアグリップだが、ダスティン・ジョンソンのような左手の甲が空を向くストロンググリップや、ブライソン・デシャンボーのような左手の甲がターゲットを向くウィークグリップの選手も存在する。では自分に合ったグリップはどうやって判別したらいいのだろうか。

「左手の甲の向きが非常に重要になるので、まずは自分が一番強く叩ける左手の甲の向きを知ることが大切です。簡単に判別するには、左手一本でインパクトバッグや座布団などを叩いてみることです。一番強く叩ける左手の甲の向きを確認してみましょう」

左手がターゲットを向いた状態、正面を向いた状態、その中間。どれが一番力が出せるかをまずは知っておこう。そして、「左手の甲の向きによってインパクトの体の使い方に違いも出てくるんです」と目澤は続ける。

「一番力強く叩ける左手の甲の向きが確認できたら、そのときの左ひじの向きも確認しましょう。左ひじが外側を向いているか? 内側に向いているか? そこも重要なんです。力が加えられる左手の甲の向き、左ひじの向きに合わせて右手を沿えて構える。それがその人に合ったグリップ。再現性が高く、力をボールに伝えられるグリップだと言えます」

タイガー、DJ、デシャンボーと、世界のトップ選手も握り方は違う。まずは自分に合った握り方を見つけることが、上達の近道なのだ。