ゴルフ場のアプローチ練習場で、どんな練習をするのが効果的なのか? アプローチ練習が“大好物”なギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人に聞いてみた。

ベアグラウンドみたいな厄介なライから練習しておこう

クラブフィッター小倉です。まだまだ寒い日が続きますが、皆さん、ラウンドはされていますでしょうか。冬は、芝の抵抗が少ないぶん、やさしくなる部分と難しくなる部分がありますよね。

難しくなる、と特に感じるのはグリーン周り。芝が薄くなるため、ボールとのコンタクトがシビアになり、イメージ通りにボールを飛ばすのが難しくなります。こういった場面の攻略は、とにかくそのような状況の数をこなすことが有効だと私は思っています。かといって、ガンガンコースに行くのも時間とお金がかかってしまうので、冬の時期は、アプローチ練習場のあるコースを選んでプレーしに行くことが多いです。

立派なアプローチ練習場があるコースでは、練習用のボールを用意してくれているところもありますが、私は必ず自分の使用球で練習します。自分の使用球以外でアプローチの練習をすると、ボールのとらえ方などある程度の練習にはなりますが、距離感や、ボールの打ち出し角、初速などが微妙に変わってしまい、効果が半減してしまいます。

自分のやり方としては、3球ボールを用意し、落としどころ、目標を決めたら、3球とも同じ打ち方で打ちます。重要なのが、打つ前にボールの状況をよく観察しておくこと。うまく打てた時、ミスした時、それぞれを分析するのに必要になります。

1球目がイメージ通りに打てたら、残りの球はできるだけ再現性を高める意識を持って打ち、1球目がイメージと違っていたら、何が原因かを考えながら打ち方を変えて修正し、できるだけ最初にイメージした弾道になるように打ちます。

個人的には、着弾してからのボールの転がりは、あまり気にしません。コースと同じようなグリーンに仕上げてあるアプローチ練習場であれば最高ですが、ほとんどの場合、そこまで整備されていることはありませんので、着弾地点だけを気にして練習しています。そうすれば混んできたときに、グリーンを狙わず、端っこでもできますからね。もちろん周りのゴルファーの迷惑にならないように気を付けています。

この時期よくやるのが、芝が寝てペタペタのベアグラウンドに近いライからのアプローチです。ソールが弾かれて、トップしたりエッジが刺さってざっくりしたりと大けがになりやすい苦手なライです。こういった場合は、ソールのヒール側を浮かし、トウ側でボール拾うようにして打つと安定したアプローチができます。

アプローチ練習場があるコースは、たいていバンカーの練習場もありますので、バンカーが苦手な人は、ぜひ活用しましょう。同組でうまい方がいれば、アドバイスを求めるのも良いですね。上手い人のショットは観察するだけで、とても勉強になります。ラウンド中は、自分のプレーもあるので、じっくりと観察するのは難しいです。ボール位置や構えなど、自分と何が違うのかを見て、真似てみましょう。

アプローチ練習場は、普段できない芝から直接打てる練習場です。利用しない手はありません。マットの上から打てる練習場は、コースに来なくてもできますからね。