最新モデルではないものの昨シーズンは稲見萌寧が使用していた影響で女子プロの多くが使用、男子プロでも金谷拓実などが使うシャフト「The ATTAS」(ジ・アッタス)。どれほど優れたシャフトなのか、ゴルフステージ成城のクラブナビゲーター・吉田朋広が再確認した。

現在、USTマミヤからは13代目のシャフト「ATTAS KING」が発売されています。2018年にATTASシリーズの10代目、歴代モデルの集大成として発売されたのが「The ATTAS」です。昨年は女子プロの使用も目立ち、今でも販売は好調とのことですが、その魅力はどこにあるのか、あらためて検証していきたいと思います。

重量とフレックス、40グラム台と50グラム台はR 、SR、S、 X。60グラム台はSR、 S 、X。 70グラム台はS、Xという豊富なラインナップで多くのゴルファーをカバーしています。今回はアマチュアゴルファーにも人気、50グラム台のフレックスR とSを打ってみました。

まず目を引くのはいろんな色が散りばめられたシャフトコスメ。これじつは歴代ATTASのシャフトカラーをデザインしたもの。こういうところにも遊び心のあるネーミングをつけるUSTマミヤらしさを感じます。

ワッグルした感じは手元側はややしっかりしてますが比較的軟かく感じます。とくに中間部から先にかけてはしなりを感じます。

スウィングしてみるとテークバックからトップまで非常にスムーズにしなり、ダウンスウィングでの間はとりやすく、切り返しはしやすいシャフトです。部分的にどこかが硬いといった感じはなく全体が「しっとり」した感覚で、もっちりした軟らかいカーボン素材で作られているシャフトを振っているようなフィーリングです。繰り返し打って感じるのはシャフトの動きがつかみやすいこと。スウィングのタイミングにシャフトの動きが同調してくるような感覚があり、インパクトをしっかり自分で作っていけます。

手元側の剛性はしっかりめですが、素材の影響もあるのか、それほど硬く感じず、スムーズな切り返しが可能です。中間部分は軟らかく、先端部にかけてしなりが多くなりますが、シャフト自体のスピード感はあまり感じず、インパクト付近で走る感じはなく、押し込むような感じで手応えは「ずっしり」とボールに厚く当たります。

キックポイントは中調子ですが、プレーヤーの切り返しのタイプで印象が変わるシャフトだと感じました。ダウンスウィングの切り返しが強めの方やタメを作れる方にはSフレックスだと少し軟らかく感じると思います。

シャフト本来の打ち出し角度は中弾道です。ヘッドのロフト通りの打ち出し角度になり、シャフトがボールの打ち出し角度を上げてくれるような感じはありません。

ヘッドのパフォーマンスを最大限引き出せるのでインパクトの再現性も高く、ミート率もアップします。バックスピン量は多すぎず、穏やかな挙動で非常に安定感がありますね。

ひと言で言うと「振りやすい」シャフトです。安定感もあり、インパクトでの打点ブレにも強く、弾道も安定するので「バラツキにくい」のを感じます。
この「振りやすい」「バラツキにくい」というのが「The ATTAS」最大の人気の理由ではないのでしょうか。

とくに装着ヘッドは選ばず、国内外のメーカーのさまざまなヘッドとマッチングはいいと思います。
フレックス選びはSを基準して前後のフレックスを打ってみて選ぶのがいいでしょう。