2021年9月に登場したブリヂストンの「B2 」ドライバー。「ボールを右に逃がさずつかまえて飛ばす」がコンセプトのこのクラブ、発売から1年以上経った今もコンスタントに売れているという。ロングヒットの秘密をゴルフステージ成城のクラブナビゲーター・吉田朋広が解説。

今回はブリヂストン「B2」ドライバーを検証していきたいと思います。

まずは外観。マットブラックの精悍に見えるヘッドはアスリート系のイメージです。ボールのつかまりのよさをうたっているドライバーですが、意外にもフェースアングルはストレート。よく見るとネックの部分に少しグースがついていて、これが構えた時にボールのつかまりをイメージさせ、安心感を生んでいます。フェース面もしっかり見えますし、リアルロフトもあるのでボールも上がりやすく感じます。

さっそく打ってみました。
すでに何度もテストで打っているクラブですが、打つたびに感じるのは振りやすさです。いつ打っても振りやすいという印象が変わらず、フィニッシュまで振り抜きやすく感じるクラブですね。
この振りやすさはどこからきているものなのか考えました。感じるのはヘッドの慣性モーメントと重心アングルの絶妙なバランスのよさ。ヘッド内部のヒール部分にウェートがあるドローバイアスヘッドながら、急にヘッドが返ってくるような動きもなく、ヘッドの挙動が非常にスムーズでオートマチックです。

純正シャフト「Diamana BS50」はボールのつかまる方向に動くこともあって、ローテーションを入れることなくオートマチックにボールがつかまります。重心距離は長めなのになのにスムーズな振り心地を実現しています。非常にバランスのとれた設計のヘッドだと思います。

打球感はボールが軽く弾ける感じで、心地よい弾き感があります。金属的な音は嫌だけど、音質が低いと飛んでいない感じがするといったゴルファーも多くいるので好印象です。

スイートエリアも広いです。手応え的に今のは芯を外してる!? と思ったときでも反発力は落ちない感じです。実際、ボールもしっかり飛んでくれています。アマチュアゴルファーが芯を外したときに当たりやすい部分の肉厚を薄くしてうまくカバーしてくれていますね。

弾道はやや高めで、とくに10.5度のヘッドは自然に高い球が打て、バックスピン量は多くも少なくもありません。極端にスピン量が少ないドライバーが多く発売されている中で、この「多くも少なくもなく」というヘッドはじつは意外と少ないんです。

測定器でのバックスピン量は(使用ボールBRIDGESTONETOUR B XS)平均2500rpm前後でした。この「適度にバックスピン量が入る」というのは「B2」のヘッド設計にとって重要な要素です。

実際にコースで使うとわかる安定感のあるやさしさは一発の飛びよりも魅力的に感じる方も多くいるというのがコンスタントに売れている理由だと思います。

アスリート系シャフトと組み合わせると
「B2」の魅力がさらにアップする!?

プロや上級者の中にはボールのつかまりがいいヘッドを使うケースは多くあります。
「B2」のヘッドはヘッドスピードの速いプロやアスリートゴルファーには物足りなさがあるものの、契約プロの中にも「B2」の「つかまりの良さ」のヘッド特性を気に入って使用しているプロもいます。自らボールを捕まえる動きをスウィングで入れるよりもボールのつかまりはヘッドに任せてシャフトで弾道をコントロールしていくタイプのプレーヤーです。

このようなプレーヤーは先端部分の剛性が高いシャフト「フジクラVENTUS」「ツアー AD」「ディアマナ」等との組み合わせがオススメです。

弾道の高さも抑える事ができてしっかり叩いてもスピン量が増えすぎないシャフトチューニングもしやすく、さらにパフォーマンスアップできるでしょう。