ゴルフダイジェスト編集部ギア研究チームは、現行ドライバー38モデルを打ち比べる大規模テストを実施しました。第1回調査報告は、誰もが気になる「総飛距離」です。カーボンフェースで話題を集めている「ステルス」の実力はいかに。テスターは2016年プロテスト合格、ヘッドスピード49m/sの鈴木悠介プロ。ボールはタイトリスト「プロV1」を使用し、弾道は「トラックマン4」で計測。計測値は明らかなミスショットを除く5球の平均値を掲載しています。
(*試打クラブのスペックは純正シャフト装着、ロフト10.5度、もしくは10度。「ローグ ST MAX LS」と「ミズノST-Z220」の2モデルはロフト9度、9.5度を使用しています)

カーボンフェースで話題を集めているテーラーメイド「ステルス」は本当に飛ぶのだろうか?という興味の中、今回の試打テストはスタートしました。

数値をできるだけ正確に比較するためには、38モデルを1日で一気に打つ必要があります。気温や天候、テスターの体調による誤差が生じないようにする必要があります。さすがプロです。38モデル(約200〜250球)を打っても、終始スウィングが乱れることはまったくありませんでした。

今回のテストでトップの飛距離を叩き出したのは、「キャロウェイ ローグST MAX LS」でした。弾道データを見ると、打ち出し角「11.8度」、スピン量「1779回転」からも読めるように低めのライナー弾道で飛距離を稼ぎました。

打ち出し角「11.8度」は38モデル中もっとも低く、スピン量は「オノフKURO」(1741回転)に次ぐ2位の少なさでした。残念ながらロフト9度の試打となってしまったため、今回1位としましたが、暫定的な見方をしなければなりません。

ベスト16の顔触れをみると、「えっ、このクラブが」というダークホース的なものもありました。打ってみなければわからないものです。メーカーの方、表現が悪くて、ごめんなさい。

ここ何年間も、外ブラ勢にやられっぱなしの感のあった国内メーカーでしたが、ブリヂストン、ミズノ、本間、オノフ、ヤマハ、ヨネックスが入っています。

専門家の間では外ブラとの差が生じたのは高反発ルールが施行された2008年の前年の2007年モデルからだと言われています。いち早く高反発に見切りをつけた外ブラに対し、ギリギリまで高反発にこだわった国内メーカー。この1年の開発の遅れが、外ブラの後塵を拝した原因だと言う専門家も少なくありません。

そしてタイトリスト。「TSi」シリーズがベスト16に3モデル入ってきました。「915D」以降、キャロウェイ、テーラーメイド、ピンに人気を持っていかれた感がありましたが、TSiシリーズで盛り返してきました。ちなみに、「TSi」シリーズはゴルフダイジェストアワード2022のドライバー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

どれだけ飛ぶんだ大調査!「飛距離」報告

1位 キャロウェイ/ローグ ST MAX LS(297.3y)

2位 コブラ/キングLTDx LS(296.4y)

3位 タイトリスト/TSi4(296.1y)

4位 タイトリスト/TSi3(295.9y)

5位 テーラーメイド/ステルスプラス(295.3y)

6位 ピンゴルフ/G425 LST(295.2y)

7位 ブリヂストン/BリミテッドB1(295y)

8位 本間ゴルフ/TW757 Type-S(294.8y)

9位 グローブライド/オノフKURO(292.3y)

10位 コブラ/キングLTDx(292.1y)

11位 ミズノ/ST−Z220(291.3y)

12位 タイトリスト/TSi2(291.1y)

13位 ヤマハ/RMX VD59(290.7y)

14位 ヨネックス/EZONE GT Type450(290.2y)

15位 ピンゴルフ/G425 MAX(288.8y)

16位 ヨネックス/EZONE GT Type425(288y)

もっと「ドライバーのこと」を詳しく知りたい方は、好評発売中!臨時増刊号「DRIVER OF ドライバー」をご覧ください。弊社公式通販サイト「Gポケット」他、Amazonでもご購入いただけます。

Gポケットはコチラ

[本・DVD,臨時増刊ギアBOOKシリーズ|ゴルフダイジェスト公式通販サイト「ゴルフポケット」]

Amazonはコチラ

[DRIVER-‟最強の1本-がここにある-ゴルフダイジェスト-月号臨時増刊]

今回の試打テストによる飛距離ランキング上位16モデルは、月刊ゴルフダイジェスト名物企画「最強ドライバー今年はコレだ!D−1グランプリ2022」決勝トーナメントに駒を進めます。

D−1グランプリはヘッドスピードの異なる3人のテスターによる勝ち抜き戦となります。準決勝までは「やや打ち上げ」、決勝戦は「打ち下ろし」の状況で行い、ドライバーの適応範囲の広さも試されます。1998年以来、計測は「実測値」にこだわり、気象の変化が対戦結果に影響しないよう勝ち抜きトーナメント方式を採用しています。

乞うご期待!D-1グランプリ2022の模様は月刊ゴルフダイジェスト9月号(7月21日発売)で掲載予定です。

●【お詫びと訂正!】

5月31日発売、月刊ゴルフダイジェスト臨時増刊号「DRIVER OF ドライバー」にてD-1グランプリ2022決勝トーナメント表を発表しましたが、一部順位に誤りがあり、組み合わせが変更となりました。