9月に初優勝を挙げたセキ・ユウティン。初優勝の陰には、セキ・ユウティン本人が「本当は企業秘密なんですけど……」という『スリースウィング作戦』があったのだ!

ゴルフダイジェスト(以下GD):奥村竜也コーチから教わったスウィングで大切なことは?

セキ:以前は持ち球のドローで攻めていましたが、3つのスウィングを使い分けるよう

になりました。

GD:3つのスウィング?

セキ:はい。飛距離を稼ぎたいドライバーは、インサイドアウト軌道でドローボールを打っています。インサイドからクラブを下ろし、ややアッパーでボールをとらえ、アウトサイドに高く振り抜いていくイメージで振ってます。

GD:フェアウェイウッドは?

セキ:フェアウェイウッド、ユーティリティ、8番までのアイアンは、ストレートボールを打っています。軌道はインパクトゾーンでヘッドが真っすぐ目標方向に動くイン・トゥ・イン。ややダウンブローにボールをとらえています。

GD:それ以外の番手は?

セキ:ピンをデッドに狙う9番アイアン以下の番手では、グリーン上で止まりやすいフェードボールを打っています。そのため、ヘッド軌道はアウトサイドイン軌道。クラブをアウトからダウンブローに入れて、インに低く抜いていきます。

GD:それはなぜですか?

セキ:ピンをデッドに狙うショートアイアンやウェッジでボールをグリーンに止めて、バーディを取るためです。

GD:だから、9Ⅰ以下はフェードなんですね。

セキ:そうです。でもショートアイアンだけアウトサイドイン軌道に変えて、他はすべてインサイドアウト軌道のままでは上手く打てません。そこで、中間的なクラブはイン・トゥ・イン軌道でストレートを打っているんです。

GD:バーディ数やイーグル数が増えた秘密はそれですね!

飛距離を稼ぐドライバーはインサイドアウト(左)、フェアウェイウッドとユーティリティ、8Iまでイン・トゥ・インでややダウンブロー(中)、9I以下の番手ではクラブをアウトからダウンブローに入れて、インに低く抜く(右)