「もっこす」とは肥後もっこすのことで熊本県の男性の気質を表すときに使われる。正義感が強く、曲がったことが大嫌い。その言葉がぴったりなクラブデザイナー、マスダゴルフ主宰・増田雄二がゴルファーの悩みに今日も答えます! 今回は多くのゴルファーが知りたい、ヘッドスピードの上げ方をドラコン大会にも出場していた経験からアドバイス。

(質問)
飛距離をアップを目指して、とにかくヘッドスピードを上げたいのです。スウィングでもクラブでもトレーニングでも、どんな方法でも構いません。一番効くやつをお願いします。(群馬県 52歳 平均スコア90)

担当記者(※以下GD):同じミート率なら、ヘッドスピードが速いほうが飛距離は伸びます。でも、スウィングでヘッドスピードアップを実現するのは簡単ではないですね。

増田:飛距離アップはどんなゴルファーにとっても大きなテーマですから。ヘッドスピードを速くしたいという意欲はとても良いと思いますよ。クラブの方面から言えば、シャフトを長くすることは、ヘッドスピードを速くするのに効果が高いです。しかし、長いシャフトをしっかりと振り切れることが重要なので、人によっては思うようにヘッドスピードが出せないこともありそうです。

長いシャフトを使ったときに、上手くいかない要因は、ボールに当てようとして手打ちになってしまうことや、じゅうぶんなカラダの捻転が得られないことです。打ち方が変わってしまって、結果的に速く振ることが出来なくなるケースが多いですね。

GD:では長尺シャフトにしないで、ヘッドスピードを上げるにはどうしたらいいですか?

増田:ほとんどのゴルファーは、ゴルフ場でボールを前にしてしまうと、自分で思っているようには振れていないものです。これもやはり、当てたいと思うからでしょう。肩の回転や体重移動、腰の捻転というものを無意識に抑えてしまっているのです。

今の自分のポテンシャルを引き出すには、いつもよりももう少し捻転を深くしたり、体重移動を増やしたりすることが必要です。素振りでもいいので、さらにカラダをねじってみたり、大きく体重移動してみましょう。今までの自分のスウィングがいかに小さくまとまっていたかがわかると思います。

GD:昔から、飛ばしには腰の回転を抑えて、肩の回転を大きくした捻転差でパワーを生むなんていいますね。

増田:肩は90度で、腰は45度がセオリーと言われたこともありました。でも、多くのアマチュアゴルファーは90度も回っていませんね(笑)。ボールを曲げたくないプロゴルファーでさえ、大きくカラダを捻転させて、大胆な体重移動でボールを打っています。

試しにパターのように下半身を固定して、捻転もせずにボールを打ってみてください。パワーが生まれないので、ボールを飛ばすことは難しいでしょう。飛ばすには、自分のカラダをより大きく動かして、パワーを生み出すことが必要なんです。

これはどんなスポーツでも同じです。王貞治選手は一本足打法で大きく体重移動して、誰よりもホームランを打ちました。トルネード投法の野茂英雄選手もカラダを大きく動かして、力のある速球を投げています。ゴルフはどうしても器用な手先を使いたくなるので、意識して大きな筋肉を積極的に動かしてみてほしいですね。