ヤマハのニュードライバー「インプレス ドライブスター」をプロゴルファー・堀口宜篤が試打! どのような性能になっているのか確かめた。

先日発表となったヤマハゴルフのニュードライバー「インプレス ドライブスター」は、“プラス2番手の飛び”がシリーズのテーマとなるほどの圧倒的な飛距離性能と寛容性の高さでゴルファーたちの支持を集めてきた「インプレス UD+2」シリーズの流れを汲む後継機となっている。

重心点を中心に約25グラムものウェートをそれぞれトウ、バック、ヒールの3点に配置することで5570g・cm2という大慣性モーメントを実現。また「インプレスUD+2」のクラウン・ソール部に搭載されていた、フェース周辺の剛性を高めるボックス状の凹み「SPEEDBOX」と、「RMX」シリーズで採用された、クラウンからソールをリング状に囲むリブによって、ボディの変形を抑制しエネルギー効率を高める「BOOSTRING」。これらを融合させた「BOOSTBOX」を「インプレス ドライブスター」では採用。これにより、エネルギーロスはより抑えられ、ボール初速を高めているという。

そしてなにより「インプレスUD+2」から変化したのはルックスだろう。プロゴルファー・堀口宜篤は「インプレス ドライブスター」の見た目について「とにかく顔がいいです」と太鼓判を押す。

「面長過ぎないし洋ナシ過ぎもしない、本当にオーソドックスなヘッド形状です。大慣性モーメントのドライバーと言えば、ヘッドの最後方が一番長くて投影面積が大きいイメージですが、『インプレス ドライブスター』はかなりスッキリしています。これを大慣性モーメントと両立しているのがすごいですね。3点に搭載したウェートによって上手く調整しているのでしょう。フェース面もシルバーでロフトがちゃんと見えてきますし、『インプレスUD+2』の『つかまります!』みたいな顔とは全然違いますね」(堀口、以下同)

では実際にボールを打ってみるとどうだろうか。ロフト10.5度のヘッドに専用シャフト「スピーダーNX for Yamaha M423d」のSフレックスを組み合わせたモデルでの試打結果の平均値と、インプレッションを見てみよう。

【堀口のインプレス ドライブスターの試打結果】
HS45m/s キャリー239Y トータル260.7Y 打ち出し角12度 ボール初速64.8m/s スピン量2615rpm

「飛距離性能はもちろん直進性がすごく高く感じました。高さもしっかり出ていますね。上っ面に当たってもしっかり飛んでいく寛容性の高さもあり、安定感があってかなり楽に打てて飛ばせるドライバーと言えるでしょう」

打った感触については「少し弾きを感じて、打球音もかなり甲高いですね」と堀口。とくに打球音については「合う・合わないが絶対出てくる部分」だとしたが、「それ以上に打球の結果も見た目もよすぎるので個人的には『これなら全然使う』となりますね」という。

「実際、現在のインプレスシリーズはアマチュア向けの飛距離特化クラブという印象でしたが、『インプレス ドライブスター』は女子ツアーの有村智恵プロも実戦投入に向けて調整中という噂もあるようで、たしかにこれは納得の出来です」

純正の専用シャフトについては「メインのターゲット層に合わせた、先端がしなる仕上がり」と堀口は評価。

「今回試打に使用したSフレックスならヘッドスピード43〜44m/s辺りが上限で、それ以上で振るとつかまり過ぎる感じがあります。いっぽう40m/sかつカット軌道で打ってみると、スピンは増えるもののしっかりつかまえてくれて、右には曲がらず飛距離ロスもほぼなかったですね。また、通常のシャフトのフレックスの差って、同じような重量帯でトルクだけ変えて……っていうことが多いですが、(インプレス ドライブスター』に関しては重量帯もしっかり変えて、フレックスごとにちゃんとセグメントされています。シャフトも含めて完成度は高いと言えるでしょう」

総評としては「今までの『インプレスUD+2』と同様、スライスに悩んでいたり飛距離がもうちょっと欲しい、というゴルファーにはかなりオススメできるドライバーです」と堀口。

「そのうえで見た目もスッキリしているので、『今までやさしさや飛距離は欲しいけど大型ヘッドはちょっと……』というゴルファーにも合います。また、“カチャカチャ”がないのでシャフト交換の手間はかかりますが、有村プロも採用を検討しているように、ドライバーに求めるものによってはシャフト交換したうえで上級者の選択肢にも入ってくるヘッドと言えるでしょう」

協力/PGST

※2022年9月16日19時0分 文章を一部修正いたしました