4月9日から3日間の日程で開催される「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」。プロゴルファー・中村修が注目するのは2020年の増枠予選会をトップで通過した石川怜奈。シード獲得を目指すルーキーのスウィングを解説。

石川怜奈選手は岡山県の作陽高校出身で、渋野日向子選手の後輩プロです。昨年のステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」で初優勝を挙げたあと、2021年のツアー出場に向けた出場人数増枠予選会をトップで通過し、今年の出場機会をつかみ取りました。

レギュラーツアーに本格参戦するルーキーなので、ツアーのセッティングや雰囲気を経験しながら現在進行形で成長している最中です。残念ながら予選落ちに終わりましたが「アクサレディスゴルフトーナメント」でそのプレーぶりを見てきました。

アクサレディスで計測された飛距離は247ヤードでしたが、まだまだ飛距離の伸び代は大きく残っていると感じました。画像Aでは、オーソドックスなスクェアグリップで前傾は少し深め、テークバックではフェースをボールに向け、フェースが閉じた状態をキープしながら上げていきます。

画像A右を見ると、手元が腰の位置まで動いたタイミングですでに左の肩がしっかりと回り始めていて、腕と体の動きが同調していることが見て取れます。

画像Bの左では早い段階で背中がターゲットを向き、上半身はしっかりと捻転されています。スウィング軸をセンターに置き、右サイドが横方向に流れることなく右の股関節の内側で受け止めることで右ひざも不動になっています。

切り返し(右)では左ひざがアドレスの位置に戻りながら上半身が巻き戻されています。左腕にも余裕が見られクラブを強く握り過ぎていないことが見て取れます。

画像C左のダウンスウィングからインパクトを見ると下半身の回転量が少なく、体の正面でボールをとらえようという意識があるように思えます。右のインパクト直後の画像でも手元が体の前にあり、フェースをローテーションしながらボールをつかまえる動きが見られますので、スムーズに振り抜けるようになれば飛距離もさらに伸びてきそうです。

2021年は3試合に出場し予選落ちが2回と44位タイと苦戦していますが、人を笑顔にするパーソナリティと深いラフからでもボールを打ち出せるパワーを持っていますので、これからの将来に大いに期待を持たせてくれます。今週から注目してみてください。