マジェスティゴルフのウェッジ「Wモーメント」をプロゴルファー・中村修が試打! どのような性能になっているのか、確かめた。

マジェスティゴルフと言えば、高級モデルの代名詞的存在である看板ブランド「マジェスティ」で知られているが、そんな同メーカーが昨年新たに立ち上げたブランドが「Wモーメント」だ。

Wモーメントにはショートゲームでの寛容性を重視した設計となっているウェッジとパターがラインナップされているのだが、「とくにウェッジが面白いんです」と言うのはプロゴルファー・中村修。

「まず面白いのが、Wモーメントウェッジはロフト角48度モデルでバウンス角は3度、もっとも寝ているロフト角58度モデルでもバウンス角8度と、かなりローバウンスなモデルであるという点ですね」(中村、以下同)

近年ではハイバウンスのウェッジも増えているが、「Wモーメント」がローバウンス設計を採用しているのはアイアン、とくに比較的アマチュアゴルファーが採用するケースの多いキャビティアイアンとのつながりを重視した結果。「構えた見た目にも、キャビティアイアンとのつながりを意識したポイントや寛容性の高さを感じさせるポイントがいくつかありますね」と中村は言う。

「構えてみてまず特徴的なのは、ヘッドのサイズが一般的な単品ウェッジよりも大きい、セミラージサイズであること。加えてオフセットも大きく入っていますね。いずれも日本のゴルフコースによく採用されている芝で使いやすい仕様になっています。いっぽうでソール幅は、バウンス角と同様アイアンとのつながりを意識してか、比較的狭め。そのぶん、ソールの形状を銛(もり)のように面を設けた独自設計にすることで、刺さりにくくしているようです」

とはいえソール幅が狭いときちんと抜けてくれるかが心配なところだが、58度モデルを試打した中村曰く「ソール幅も狭くてバウンス角も小さいのに、しっかりバウンスが効いてくれるし抜けもいいです」とのこと。

「バウンス角が小さいことで心配されるヒールとネック部分が引っ掛かる感じが全然しないですし、独自のソール形状もあって、刺さらずしっかり滑ってくれます。また重心設計のおかげか自然とフェースがターンしてくれるのでオートマチックに打てますし、グースネック形状であることで、よりハンドファーストでボールにコンタクトしやすいですね」

肝心のスピン量に関しても「距離別に、30ヤードで6000回転超、50ヤードで7300回転超、70ヤードで約9000回転ほど。スピンに関しても、しっかり掛かる部類ですね」と評価。また、「細かい点ですが、Wモーメント専用グリップにも工夫がなされています」という。

「一般的なグリップはグリップエンド側から先端側に行くにつれ細くなっていきますが、Wモーメントでは右手側が太めのテーパーレスを採用していて、長さ自体も1インチ長くなっています。短い距離を打つために短く持った際にも、握った感触が変わり過ぎないような仕様になっていますね」

では「Wモーメントウェッジ」はどんなゴルファーにオススメできるだろうか。

「まず少し大きめのヘッドサイズが好みという方。加えて、一般的なウェッジだとハンドファーストにクラブが入らずバウンスが出っ張ってしまい上手く当たらないという方にも、バウンス角が小さく、グースネックでハンドファーストにコンタクトしやすい『Wモーメントウェッジ』は非常にオススメと言えるでしょう」