今季のザンダー・シャウフェレは、優勝こそないがトップ10に9度入り予選落ちは一度もなく、連続予選通過は6月のメモリアルトーナメントで26試合となりPGAツアーのトップを継続中。好調なゴルフを支えている最新クラブセッティング。

パラダイム♦♦♦ツアーバンジョン3HL。カチャカチャのないすっきりネック

ザンダー・シャウフェレの1Wと3Wはパラダイムの♦♦♦(トリプルダイヤ)。1Wは通常モデルだが、3Wは♦♦♦のツアーバージョンでネック調整機能のないすっきりしたネックホーゼルが特徴だ。キャロウェイのUS本社ツアー担当に聞いた。

「この3Wは(1月末の)ファーマーズインシュランスオープンから使っています。ザンダーはディープなヘッドで、ネックからトップラインがすっきりした形状が好きなので、このヘッドがしっくりきたようです。彼は、年々ヘッドスピードが速くなっているので、3Wよりもロフトの多い3HLのほうが狙った飛距離と弾道の高さが楽に打てると選びました」

ロフト16.5度のパラダイム♦♦♦の3HLは、ツアーバージョンにしかない設定で、調整機能のないノーマルネック以外は、通常の♦♦♦ヘッドと同設計。シャウフェレのソールウェイトには6グラムのビスが入っている。シャフトは、先端剛性を高めてスムーズな振り抜きを図ったディアマナPD。

ドライバーもパラダイム♦♦♦とディアマナPDの組み合わせ。ロフトは10.5度。ネック調整のポジションはスタンダードなN/S。今季現在のドライビングディスタンスは302.6ヤード。

3Wの下は、パラダイムのFWではなく、APEXの4UWを入れている。「(前述のとおり)ザンダーは、ヘッドスピードが速くなっているため、長く入れていた7Wではスピンが増えすぎて安定した弾道が打ちにくくなっていました。昨年6月のメモリアルトーナメントで、このUWを試したのがきっかけです」

「その時は、UWのヘッドがロフト19度しかなく、イメージしたキャリーが出ずに投入を見送りました。翌週の全米オープン前に、ロフト21度をテストしたところ、思いのほかフィットして、それ以来、FW代わりのクラブとなりました」(同担当者)。シャフトはカイリ ホワイトの90TX。

3Iは契約外のミズノMP-20 HMB。打感が良くて楽に高く上がる

4I〜PWは、APEX TCBアイアンを入れるが、その手前に、契約外のミズノの3Iを1本入れている。モデルはMP-20HMBで、シャフトはダイナミックゴールドMID ツアーイシュー。

「シャウフェレ選手が、この3Iを投入したのは、2019年のZOZOチャンピオンシップから。すっきりした見た目のフォルム、球を上げようとしなくても高く上がる機能を気に入って使用しています」(USミズノ・ツアー担当)。

そして、グリーン上でひと際目立つ、真っ赤なパターについて、再びキャロウェイの担当者より。「昨年からテストしていて、今年から投入しています。ザンダーは、以前も真っ赤なパターを気に入って使ったことがあり、それに合わせてTOULONを赤くペイントしました。フェースインサートは市販モデルと同じです」

ボールはクロムソフトX LS。試合会場のコースコンディションや芝質によってクロムソフトXを使うこともある。

高弾道でスピンコントロールしやすいクラブが好み
1W/パラダイム ♦♦♦ ドライバー(10.5度)・ディアマナPD(70TX)
3W/パラダイム♦♦♦ツアーバージョン(16.5度)・ディアマナPD(80TX)
4U/APEX UW (21度)・カイリ ホワイト(90TX)
3I/ミズノMP-20 HMB(19度)・DG MID ツアーイシュー(X100)
4I〜PW/APEX TCB アイアン・DG ツアーイシュー(X100)
AW/JAWS RAW ウェッジ(52度)・DGツアーイシュー(X100)
SW/ボーケイデザイン SM6(56度)・DG ツアーイシュー(X100)
LW/ボーケイデザイン ウェッジワークス (61度)・DGツアーイシュー(X100)
PT/オデッセイ TOULON DESIGN ラスベガス(3度)
BALL/クロムソフト X LS
※スペックとスタッツは6月6日時点

※週刊ゴルフダイジェスト2023年6月13日号より(PHOTO/Blue Sky Photos)

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