イングランドのゴルフクラブで2人の女性キャプテンが相次いで誕生した。

ゴルフでキャプテンと聞いて、すぐに思い浮かべるのは、ライダーカップやプレジデンツカップのキャプテンだろう。

クラブライフの歴史が浅い日本のゴルファーには馴染みが薄いかもしれないが、英国におけるゴルフクラブのキャプテンは、単にクラブ対抗戦などの競技で活躍するばかりでなく、コース改造やルール、クラブ運営などで重要な役割を果たしている。

103年の歴史を持つハイポストゴルフクラブで女性として初めてキャプテンに選出されたデビー・ロックさんは「クラブ史上初めて選出されたことを謙虚に受け止めている。私たちのクラブが築いてきた基礎を尊重しながら、時代に合わせて進化させてゆくつもりだ」とゴルフビジネス誌に語っている。

また、イングランド・ウスターシャー郡のアビーゴルフクラブでもジュリー・ロサードさんがクラブキャプテンに選出されている。ちなみにイングランドゴルフ協会の理事に就任したジョアンナ・デニスさんは女性メンバーへの対応が主だったが、このふたりのキャプテンは、男性メンバーを含めたクラブのキャプテンのことであり意味合いが少し異なる。

今年1月の話になるが1895年開場のスコットランドの名門コース、キャスカート・キャッスルGCでは、女性キャプテンを務めたキャロル・ビッガートさんが130年を経て初めて女性でクラブの運営代表に選出されている。

2022年に初めて女性のクラブキャプテンが生まれたアイルランドでは、この3月の末にはアイルランドゴルフ協会(ゴルフ・アイルランド)のトップに女性のミッシェル・エバンスさんが選出されている。このところの英国ゴルフ界に根を下ろした女性の進出には目を見張るばかりだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年5月27日号「バック9」より

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