ゴルフには“スコアの壁”がつきもの。ビギナーを脱したアマチュアゴルファーに立ちはだかるのがスコア100の壁。これを乗り越えるためには技術的な面はもちろん、コースマネジメントも重要となってくる。プロゴルファー・兼濱開人に、千葉県・太平洋クラブ八千代コース14番ホールを実例に、ティーショットのマネジメントの考え方を教えてもらった。

千葉県・太平洋クラブ八千代コース14番ホールは、レギュラーティーから170ヤード(レギュラーティーからBグリーンの場合)のパー3。パー3にしてはだいぶ長めの距離設定で、グリーン前の花道の両サイドに配置されたガードバンカーが厄介なホールだ。

まずティーショットの狙いどころを決める際の基本は「このホールに限らず、基本は花道に沿ったラインでグリーンセンターを狙って打つことです」と兼濱。よってグリーンセンターと花道と一直線上になる、ティーイングエリアのセンターからやや左サイドにティーアップし、スタンスも合わせるのが正解。

「そしてまず避けるべき場所はグリーン奥ですね。飛ばし過ぎてグリーン奥まで飛んでしまうと、基本的に次のショットが難しくなる場合が多いです。170ヤードと長めなパー3ということもあって飛ばしたい気持ちが出てくるところですが、僕なら『ショートしてボギーで上がっても上出来』だと考えて打ちます」(兼濱、以下同)

そのうえで「グリーン手前の両サイドにあるバンカーはできるだけ避けたいところですが、もしミスをしたとして、どちらのほうがよりリスクがあるのかを考え、避けるべき優先順位を設定することが大切です」と言う。

「このホールでは、左右のバンカーの価値は同じではありません。左のバンカーのほうがより手前側にあり、グリーンとの間に隙間もあります。対して右のバンカーはグリーンとの距離も近いですし、この日はピンが右側に切られていて、いわゆるニアサイドなんです」(兼濱、以下同)

ニアサイドである右バンカー側に外してしまうと、ピンまでの距離が短いため次打のアプローチの難易度が上がってしまう。つまりまず避けるべきはグリーン奥、そして次に右バンカーが避けたい障害物で、もし外しても傷口が比較的狭くなるのが左バンカーというわけだ。

「『花道に沿ってセンター狙い』は変わりませんが、曲がったとしても左サイドのほうが次が打ちやすくなりますから『ミスするなら左』と意識しておきましょう。このホールに限らず、グリーン両サイドにバンカーが配置されたホールでは、ピン位置や地形なども考慮して『どちらのほうが外してもマシなのか』をしっかり考えることが大切です」

協力/太平洋クラブ八千代コース