ゴルフには“スコアの壁”がつきもの。ビギナーを脱したアマチュアゴルファーに立ちはだかるのがスコア100の壁だ。これを乗り越え「100切り」を達成するにはどうすればいいか? プロゴルファー・兼濱開人が状況別に解説。今回は、ベストシーズンである「秋ゴルフにやっておきたいこと」について教えてもらおう。

日本のゴルフのベストシーズンは、比較的気候が穏やかな春と秋。なかでも秋の時期は「日本のゴルフ場にとっても旬の時期なんです」と兼濱は言う。

「基本的にコンペやクラチャンといったクラブ競技の集大成は、秋口に開催されることが多いです。したがってクラブ競技がある多くのコースはクラブ競技に向けてコースのコンディションを整えていき、秋口が一番仕上がっている状態です。グリーンのコンパクションはその日その日によって変わりはしますが、割と硬く締まっているし、グリーンも速めですね」(兼濱、以下同)

もちろん地域ごとの気候や、標高の高さによってコース環境は変わるため「すべてのコースにおいて秋がベストコンディション」と一概には言えないが、傾向としては「秋口が一番コースが仕上がって難易度が高くなっていることが多い」と兼濱。だからこそ「秋にゴルフに行かない手はないですよ」という。

「コースが難しいからこそ、ある意味今まで教わってきたことや練習の成果が試される期間とも言えます。普段は頻繁に行けない名コースを回ってみるのもいいですね。プロが試合で回るコンディションにほかのシーズンよりは近いですから、『プロってこんな感じのコースでスコアを出しているんだ』っていうことも体感できますし、もしかすると『速いグリーンのほうが得意かも』といった、難コースだからこその違った気づきがあるかもしれません。何よりコースに行ったら、とくにパターの練習は多くしたいですね、単純に一番いい状態ですから」

いっぽうコース攻略的な観点から話すと「『秋ゴルフだから』といった、時期特有の気をつけるべき点などはとくにないですが、シンプルにコースがいい状態で、とくにグリーンが難しいという点には気をつけたいですね」と兼濱は続ける。

「グリーンのコンパクションが高く、かつスピードも速い状態では、パットはもちろん、アプローチにも気を遣わなければいけません。僕の主観だと100切りを目指しているゴルファーの場合、ボールを浮かせて寄せるアプローチは難易度が高くグリーン上に止めきれないというリスクが高いと思います。なのでグリーン外からパターでアプローチする『テキサスウェッジ』であったり、ウェッジでも転がしで上手く寄せる、手前から攻めるといったスキルが必要になってくると覚えておいてください」

協力/広尾ゴルフインパクト