「樋口久子三菱電機レディストーナメント」の初日、西郷真央、川﨑春花、川岸史果の3名が6アンダーで首位に並んだ。注目の畑岡奈紗は1アンダー25位タイ、渋野日向子は2オーバー61位タイで終えた。プロゴルファー・中村修の現地からのレポートをお届け。

平日にもかかわらず5500名を越える大勢のギャラリーが駆け付けました。畑岡奈紗選手は、2年ぶりの国内ツアー出場に多くのギャラリーから「おかえりなさい」「がんばって!」と温かい声援と拍手で迎えられていました。前半は1ボギーでターンしますが後半はチャンスメイクも見られ、2バーディとトータル1アンダーのフィニッシュになりました。目指す海外メジャー制覇を成し遂げるため、キャディを務める黒宮コーチとスウィングやマネジメントなどに新しいものを取り入れながらのラウンドといった印象です。ショットの精度も後半になるにつれ上がっていましたので明日以降のプレーが楽しみな初日となりました。

西郷真央選手は、ここのところドライバーの調子を落としていました。本来フェードボールが持ち球ですが左へのミスが多くなりティーショットで3Wを持つシーンを見かけていましたが、今週は良さそうです。アイアンのキレは失っていなかったのでドライバーが復調してくると優勝争いに絡んでくることは間違いないでしょう。

多くのギャラリーを引き連れた最終組の渋野日向子、山下美夢有、川﨑春花選手ですが出だしの1番パー5で山下、川﨑選手がバーディを決め、1.5メートルにつけた渋野選手のバーディパットはわずかに右に外れます。渋野の選手は3番でボギーが先行し、8番パー3、9番パー5とチャンスにつけますがパットを決められず1オーバーでターン。13番でバーディを奪うも14、18番のボギーでトータル2オーバー61位タイと出遅れました。1番のバーディを決めていれば、とタラレバはありませんが調子は悪くなかっただけに流れをつかめない一日となりました。ショット自体は悪くないので、明日はパット次第で上位進出も見えてくるはずです。

同組の先週優勝の19歳川﨑春花選手ですが、「こんなに大勢のギャラリーの前でプレーするのは初めてだったので、すごく楽しかったです」と伸び伸びと楽しくプレーする姿に強さを感じました。3番パー4の残り139ヤードの左足下がりからの2打目ではカット目に低い球を打って6メートルと決めてバーディと、技術の高さも見せてくれました。

スコアボードを見ると2打差の4アンダーに内田ことこ、後藤未有、岸部桃子、金田久美子、ぺ・ソンウ、稲見萌寧、天本ハルカが並び、3アンダーにはテレサ・ルー、岩井明愛、山下美夢有と続きます。この中で稲見選手は、直近3試合のパーオン率はいずれも5位と好調でパット次第で優勝に手が届く内容でした。今日は16ホールでパーオンする好調なショットに30パットで4アンダーと明日以降パットがよければ今季3勝目が見えてきそうです。

渋野選手の巻き返しにも注目ですが、上位陣の中で誰が抜け出すのか? 明日も現地からのレポートをお届けします。