本間ゴルフのニューアイアン「TW757P」、「TW757Vx」、「TW757B」をプロゴルファー・堀口宜篤が試打! どのような性能になっているのか、確かめた。

いずれのモデルも直進性や打点のブレへの許容性を高めることで昨今のツアー系アイアンに求められる性能を備えつつ、飛距離性能も重視しているというが、その性能はいかほどか。さっそくプロゴルファー・堀口宜篤に試打して確かめてもらおう。

まずは打ったのは「TW757P」。ポケットキャビティタイプで7番のロフトは28.5度と、3モデルのなかでもっともロフトが立っており、より飛距離を重視したモデル。フェースが複雑な偏肉構造となっている点に加え、フェースとボディ接合部の周囲を深くアンダーカットすることで、さらなる反発性能とスイートエリアの拡大を実現しているという。

また、4〜7番に関してはトウ側に6グラム、ヒール寄りの部分に12グラムのタングステンウェートを配置することで低・深重心化し、ストロングロフトでも高弾道で打てるように。また、8〜9番はソールの12グラムのウェートのみを装着位置を変えて配置、そしてPWとAWにはウェートなし、といったようにアイアンセット全体で番手ごとの理想の弾道が生み出せるよう工夫もなされている。

さっそく見た目の印象から聞いてみよう。

「ストロングロフトのポケットキャビティアイアンですが非常にスッキリした見た目で、『ザ・本間ゴルフ』と言った感じです。フェース面の広さがあって、しっかりとボールを捉えてくれる印象があるのですが、意外にトウ側が短いのでヘッドもコンパクトに感じます」(堀口、以下同)

では実際に試打した印象はどうだろう。試打データの平均値とインプレッションは以下の通りだ。

【堀口のTW757P(7番)の試打結果】
HS37.6m/s キャリー166Y トータル179Y 打ち出し角14.9度 ボール初速51.5m/s スピン量4714回転

「ロフトなりに飛距離が出ていて、打感はソリッドですね。ミスヒットへの寛容性もしっかり高くて、薄めの当たりでも飛んでくれます。意外だったのが、操作性がある程度あること。つかまえたり逃がしたりもできますし、高さもコントロールできます。こちらのスウィングに反応してくれるので、飛び系らしい飛距離性能と、ツアーモデルらしい操作性のよさを感じます。ローハンディ、何ならプロでもちゃんと使える飛び系、という印象ですね」

続いて打ったのは「TW757Vx」。キャビティタイプのフォージドアイアンで、ロフトは7番で30度と3モデルのなかでは中間の設定。ヘッドサイズがやや大きめになっており、重心距離を長くするためにトウ側に7グラムのタングステンウェートを内蔵(4〜8番のみ)。ミスヒット時のヘッドのブレをカバーするためにトウ・ヒールに最適な重量配分がなされているという。

見た目については「フォージドアイアンという括りのなかでは少し大きめのヘッドサイズではありますが、とはいえシャープですね」と堀口。では試打データの平均値とインプレッションを見ていこう。

【堀口のTW757Vx(7番)の試打結果】
HS37.9m/s キャリー164Y トータル177Y 打ち出し角14.4度 ボール初速51.5m/s スピン量4911回転

「まず打感がすごく軟らかいですね。フェースに乗っている感触があって、「TW757P」とはボールの吸いつき感が違います。薄めに当たっても飛距離ロスが少なく、直進性も高いですね。驚いたのは、操作性の高さももちろんなのですが、ミスヒットした際の感触がしっかりと手元に伝わってくることです。やさし過ぎるモデルだと自分がミスしていたかどうかが判断しづらいことも少なくないのですが、『TW757Vx』はミスヒットしたことは感触としてわかるけど、実際の飛距離ロスがあまりない、という点がいいですね。上級者が欲しい打感と操作性、フィーリング、そしてミスへのやさしさを総合的に兼ね備えているモデルと言えるでしょう」

最後に打ったのは「TW757B」。マッスルバック形状で、ロフトは7番で33度とトラディショナルなツアー系アイアンの設定となっているが、そのなかに最新の技術を採り入れている。

まずトウ側にはタングステンウェートを搭載(3〜7番のみ)し、さらにバックフェースのヒール寄りの一部分を肉抜きして薄くすることでトウ寄りの重心を実現。これによりスイートエリアが拡大され、マッスルバックならではの操作感に加え許容性も兼ね備えているという。

見た目の印象については「構えてみると『ちゃんとしなきゃ』と少し気持ちがシャキッとするくらい、コンパクトなブレードアイアンです」という堀口。では試打データの平均値とインプレッションを見てみよう。

【堀口のTW757B(7番)の試打結果】
HS36.9m/s キャリー148Y トータル161Y 打ち出し角16.5度 ボール初速48.1m/s スピン量5471回転

「やはり打感の良さは3モデルのなかでもピカイチですね。ミスヒットした際の感触もよりわかりやすくなっていますし、一番コントロール性能も高いですね。スピンもしっかりかかります。でも実際にミスした際の飛距離はそこまで落ちておらず、マッスルバックという括りのなかでもしっかりやさしさをたしかに感じますね。3モデルのなかでは操作性をより重視したモデルで、求められるヘッドスピードの水準も高めで、しっかり上級者向けのアスリートモデルと言えるでしょう」

全3モデルを打ち終えた堀口は「それぞれしっかりと性能が分かれている、という印象を受けました」という。

「飛距離性能に振りつつ、ある程度コントロールもできる『TW757P』、飛距離と操作性のバランスがいい『TW757Vx』、操作性と打感の良さがピカイチな『TW757B』といった感じです。共通して言えるのは構えたときに操作しやすさを感じる良い顔、そしてモデルごとにやさしさもしっかりある点ですね。とくに、やさし過ぎてフィーリングを損なうことなく、しっかりミスをカバーしてくれるところですね」

協力/PGST