「もっこす」とは肥後もっこすのことで熊本県の男性の気質を表すときに使われる。正義感が強く、曲がったことが大嫌い。その言葉がぴったりなマスダゴルフ主宰・増田雄二がゴルファーの悩みに今日も答える!

(質問)
ゴルフ歴5年で90切りを達成し、ここからさらに上のレベルを目指すには、長い距離の精度が必要だと感じています。とくに、FWで飛距離を稼げるようになりたいのですが、どのようにFW選びすればいいでしょうか。今は大きなミスをすることも多く、ラウンド中に使うことも躊躇しています(愛知県 32歳 平均スコア94)

担当記者(※以下GD):ドライバーで大きなミスをしたときなど、FWでできるだけ距離が稼げるとラクですね。

増田:長いクラブで距離を稼ぐのは必要ですね。地面からでもボールが上がって、飛ばせないといけない。もっともグリーンを狙うなら、飛びすぎても困るのでグリーンに止められる性能も欲しくなります。答えを出してあげられれば親切なんですが、その人の特性とかボールが置かれた状況によっても変わるので、なかなか難しいですね。

GD:最近はFWは苦手だけど、ユーティリティなら打てるということで、それで距離を稼いでる人もいます。

増田:ドライバーやドライバーやFW、アイアンやウェッジなどさまざまなクラブがあって、ユーティリティなどはウッドのようでもあり、アイアンのようでもあり、いろんな形状をしています。

ゴルフというゲームをシンプルに考えたいなら、それらをできるだけ同じスウィングで打ちたいわけです。同じようなスウィングコンセプトでプレーしていきたい。

ところが、ドライバーはティーアップして比較的平らなところで打てますが、2打目になった瞬間から、傾斜もあるし、芝が長かったり短かったりするし、砂の上から打たないといけないこともあります。そうなると、同じスウィングとはいうものの、そこは状況に応じてアレンジしていかないといけないわけです。

そのときに必要なヘッドの入れ方やフェースの使い方がある。できるだけ同じスウィングを目指しつつ、状況やクラブに応じた打ち方をする必要がある。それを覚えないことには、ロフトやシャフト選びなどのスペック選び以前の問題になります。

GD:なかなか厳しいお話ですね(汗)

増田:ロングアイアンは難しいという定説ですが、FWが苦手な人は4番アイアンのほうがよっぽど打ちやすいというゴルファーもいるでしょう。そういう人は案外多いはずです。だから、FWが苦手なら、UTやアイアンでそれを補うなど、できるだけイメージが出るものを選ぶ方法もあります。

3番ウッドの難しいところは、人によってはティーショットでも多用することがあります。設計家の立場から言うと、ティーアップするクラブと地面から打つクラブをまったく同じコンセプトで設計することは出来ません。そのバランスは難しいんです。

GD:最近の3番ウッドは、ティーショットでも活躍しそうな低スピンモデルと、バックスピンが入って高さも出やすいモデルに2分されてきた気がしますね。

増田:FWが打てなきゃいけない理由はないので、苦手ならほかのクラブで代用できます。3Wは苦手だけど、5Wは打てるという人もいます。そのあたりは臨機応変に対応してもいいんじゃないかな。最近の話ですが、FWが苦手だったという人が、チタンヘッドの大きめのFWを使うと、ボールが上がって打てるようになったということがありました。自分がどういう弾道や性能を求めているかで、クラブ選びをしてみて、そのうえで必要な技術を磨いていくことが大切ですね。