2022年9月12日、ヤマハゴルフ「インプレス」シリーズのニューモデル「インプレス ドライブスター」が発表となった。“ぶっ飛び系”クラブと名高い同シリーズの最新作、気になるその性能は?

飛距離性能に加え、見た目にもこだわった

ヤマハゴルフのなかでも、現在は飛距離に特化したブランドと位置付けられているのが「インプレス」シリーズ。2014年に発売された「インプレス RMX UD+2」アイアンから派生した「インプレスUD+2」シリーズは、“プラス2番手の飛び”といううたい文句通りの飛距離性能を誇りゴルファーたちの支持を集め、都度モデルチェンジを続けてきた。

「インプレスUD+2」の現行モデルは2020年発売で、周期的にも2022年はニューモデルの発表があると推測自体はされていた。が、ヤマハゴルフはシリーズを一新を決断。新たなインプレスとして、「インプレス ドライブスター」シリーズが発表されたわけだ。

「インプレス ドライブスター」も「UD+2」の流れを汲む、圧倒的な飛距離性能がウリのモデルだが、最大の違いは、飛距離性能を追求しながら、シャープな見た目も両立している点だ。実際、女子プロ・有村智恵もその飛距離性能と方向性のよさ、そして構えやすさを気に入り、実戦投入に向けて目下調整中なのだという。

まず「インプレス ドライブスタードライバー」から見ていこう。まず目を引くのは、重心点を中心に約25グラムものウェートをトウ・バック・ヒールの3点に配置した「カウンターウェートシステム」。これにより5570g・cm2もの大慣性モーメントを実現し飛距離性能と直進性を高めている。そのうえで、ルックスに関しても大慣性モーメントヘッドにありがちな、バック方向に長く投影面積が大きい形状ではなく、シャープに見える洋ナシ形状となっている点が特徴的と言えるだろう。

もちろん飛距離性能を高めるためのテクノロジーも豊富だ。まず既存シリーズにも搭載されていたフェース近傍をリング状に固定する「BOOSTRING」と、フェース周辺の剛性を高める「SPEEDBOX」を融合させた「BOOSTBOX」を搭載。インパクト時の振動を抑え、エネルギーのロスなくボール初速を高めるよう工夫がされている。

また、ゴルファーの傾向として無意識にヘッド高さの中央部分で打とうとする傾向があることに注目し、スウィートエリアがフェース中心やや上部に位置するようクラウン形状とフェースデザインが設計されているという。

「インプレス ドライブスターアイアン」に関しても、いわゆる“飛び系”でありがちなソール幅が広くボテッとした形状から脱却。飛び系のポケットキャビティアイアンで、ロフトは7番で25度とストロングロフト設計だが、ソール幅は薄く、フェースを高く、ネック長は長く……と、アイアンらしいシャープな形状を追求しているという。

アイアンに新技術として搭載されたのは「3ポイント レゾナンス テクノロジー」。フェース裏にリブを配置することで、一般的なアイアンでは離れているという「打点・重心」と「フェースがたわむポイント」のズレを近づけて、飛距離アップの効率化が図られている。

また、ステンスレス系の新素材「X37」を採用することで、ソールの厚みがわずか1.1ミリとなり、インパクト時のたわみが増幅、反発性能がさらに向上。キャビティ部には46グラム(7番の場合)もの高比重タングステンウェートを搭載することで、重心高さ19ミリの低重心設計も実現している。

ドライバー、アイアンに加えてフェアウェイウッド、ユーティリティもラインナップされており、アイアンと同じステンレス素材X37を採用、カーボンクラウンと組み合わせ、高い反発性能と低重心設計、そして大慣性モーメントながらシャープな見た目を両立させているという。

既存の「インプレスUD+2」から、飛距離性能はさらに進化させたうえでルックスにもこだわったインプレス ドライブスターシリーズ。気になる発売日は10月21日予定。今までの「インプレスUD+2」ファンはもちろん、飛距離性能は魅力的だけど見た目が合わず敬遠していた、というゴルファーにとっても、強力な選択肢となってきそうだ。