ショップ巡りを趣味とし中古クラブの中から「これは!」というモデルを紹介する、中古クラブに詳しい通称“中古名器ハンター”。彼が今回注目したのは日本専用モデルなのにメジャーを制してしまったアイアン!

今回ご紹介するのはキャロウェイのアイアン、レガシーブラック(2011年モデル)です。

ロジャー・クリーブランド監修の日本専用モデル。発売当時から名器との評判がありましたが、2016年の全英オープンで5年前のモデルだというのにヘンリック・ステンソンが使用して優勝。さらに人気が高まりました。

このアイアンは軟鉄鍛造製で打感がいいうえに、軟鉄鍛造でありながらアンダーカットキャビティでミスショットにも強く、小さすぎず大きすぎずのちょうどいいヘッドサイズ、セミグースネックでボールがつかまりやすい、というのが特徴。プロ・アスリートモデルというよりはアマチュア向けに登場したアイアンでした。製造を請け負っていたのは名器製造工場ともいわれる遠藤製作所というウワサです。

難しそうに見えても使うと打ててしまう。ゴルファーは見るからに「やさしい」モデルより、「見た目は格好よくてやさしい」モデルを好みます。

ブレードかと思えば中空構造になっていたり、キャビティの見えないところがより深くえぐれていたりなど、いまの時代で人気があるアイアンの条件「格好いいのにやさしい」を形にした先駆け的なアイアンといえるでしょう。こういうモデルこそがゴルファーの所有感を満たしてくれるのかもしれません。

「レガシーブラック」のアイアンはこのあとのモデルも人気が高く名器揃いで、日本のプロを中心に使用者を増やしていきます。