今シーズン開幕から、ショートアイアンを抜いて9Iの代わりにロフト43度、次に48度、そして52度、56度、60度のJAWSフォージドウェッジ5本態勢でプレーしている石川遼。そのセッティングについて。

ウェッジ5本態勢について、開幕当初に話を聞いた際、「150ヤード以内を2打で上がる確率を上げることが狙いです」と話していた石川遼。とくに43度のJAWSは完全なオリジナルで、「46度のロフトを立ててもらったものです。普通、ここまでロフトを立てるとグースネックの度合いが強くなりやすいのですが、そうならないよう特別な調整を施していただいたので、違和感なく使えています」(石川)

8Iと43度の番手間は、得意な8Iで打ち方のバリエーションによって距離を合わせる。シーズン終盤に入り、契約するキャロウェイに改めて確認したところ、ウェッジ5本態勢は今も変えずに、このセッティングを貫いているという。

1Wは、やや小ぶりなパラダイム♦♦♦S。「持ち球のドローが打ちやすく、球の高さもイメージ通り」と本人。現在の平均飛距離は307.3ヤード(JGTOツアー8位)。3Uと4UはAPEX UW。従来のUTよりもウッドに近い形状で球が拾いやすく、高く上がりやすいモデルで、シーズン前半は3Uのみだったが、4Iを抜いて23度の4Uを追加。この2本で220ヤードから260ヤードを網羅する。

アイアンは、APEX MBツアーバージョン。シャフトはアイアンと56度のウェッジまでN.S.プロ モーダス³プロトタイプ。ボールはクロムソフトシリーズの中で、ロングショットが最も低スピンで飛距離性能が高いクロムソフトX LS。

パターは日本オープンから変更。日本オープンのグリーンが少し重かったため、普段使っているパターのイメージを壊したくないことから使ったところ、フィーリングも結果も良く、翌週も続けて使用したとのこと。角型ヘッドのオデッセイ・ホワイト ホットXG♯7をセンターシャフトにカスタマイズしたプロトタイプで、本人のオーダーによって少しオンセット(シャフトよりもフェース面が前に出ている)を付けたヘッド。

ここまでのスタッツは、バーディ率がツアー4位、パーオン率6位。飛び抜けた数値ではないが、10月の日本オープンでは2位、ZOZOチャンピオンシップで4位タイと一定の成果は出始めている。ツアー終盤の数試合で大きな成果を見せられるか。

ウッド4、アイアン4、ウェッジ5でプレー
1W/パラダイム♦♦♦S(9.5度)・ ツアーAD TP-6(S)
3W/パラダイム♦♦♦(15度)・ツアーAD PT-7(X)
3U・4U/APEX UW(19度・23度)・ツアーAD UB-8(X)
5I〜8I/APEX MB ツアーバージョン・N.S.プロ モーダス³プロトタイプ(S)
GW〜SW/JAWS フォージド(43度・48度・52度・56度)・N.S.プロ モーダス³プロトタイプ(S)
LW/JAWS フォージド(60度)・DG EXツアーイシュー(S)
PT/ホワイトホットXG #7 CSプロト(3度)
BALL/クロムソフトX LS
※スペックは編集部調べ ※1Wはネック調整で10.5度→9.5度 ※スペックとスタッツは11月6日時点のもの

※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月14日号より(PHOTO/Hiroaki Arihara、Tadashi Anezaki)※11月10日18:35本文一部修正しました。

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