ヘッドの重さやシャフトのしなりを活かしてスウィングするためには、腕の関節の柔らかさが重要。手首とひじを柔らかく使うコツを身に付ける練習ドリルを、プロゴルファー・大谷奈千代に教えてもらおう。

関節の硬い人必見!

朝晩と肌寒い季節がやってきました。寒いと筋肉が硬くなるので体も動かなくなってきますよね。とはいえ夏の暑い時期も硬かった……なんて方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はストレッチだけでは解決できないスウィング中の硬さを柔らかくするためのチャレンジドリルのご紹介です!

腰から腰の振り幅から、少し大きなスウィングを行うには、ひじをたたむ動作が大切になってきます。ひじをたたむ動作でスウィングを行うと、バックスウィングで手元のグリップの位置は時計の文字盤でいうと9時、フォロースルーでは3時の位置に収まります。

この9時-3時のスウィング幅を習得するには①手首をコックしていく動きと②ひじをたたむといった2つの動作が必要になってくるのでスウィング作りでも難度がアップしていきます。

でもコックしたりひじをたたむなんて聞いているだけでも難しいですし、なんだか変な緊張をして力んでしまいそうですよね……。こんな時は考え方が大切! こういった複雑な動作のヒントは「釣り」のキャスティングがとってもいい参考になります。

キャスティングとは、餌を狙ったポイントに投げることをいいます。タイミングよく糸を放つには、自然な動きの中でコックしたりひじをたたんできますよね! 同じ要領で関節を柔らかく使うことができれば、難しい動作を習得することができるんです!

「チャレンジグルグルドリル」をやってみよう

関節を柔らかくするためにオススメなのが「チャレンジグルグルドリル」。やり方は、まずグリップエンドが地面を指すようにしてクラブを顔の前に立ててください(イラスト1のA参照)。そのままヘッドの重さでクラブを右に傾けていきます。そのヘッドの重さで、グルッとヘッドを1周させて元の位置まで回していきましょう!

このドリルでは、クラブを持って手首とひじといった関節を柔らかく使っていくことが大切です。なかなか上手くいかない人は、どちらかが硬くなってしまっています。イラスト1のAの位置からクラブヘッドが落ちてこない人は、手首だけの柔らかさに頼ってしまっているかもしれません。ひじも柔らかく使うことができないと、クラブをスムーズにグルグル回すことができなくなってしまいます。自分の力でクラブを回すのではなく、クラブの重さでクラブをグルグル回すのがポイントですよ。

クラブをスムーズにグルグル回すことができるようになると、ヘッドの重さと、シャフトのしなりを上手に使うことができるようになります。これこそがボールを遠くに飛ばすためのクラブの使い方なんです!

元の位置にクラブが戻ってきたら、連続でグルグル何回もできるかチャレンジしてみて下さい。この時の「力感」がとても大切なヒントになってきます。

次に同じ力感のまま、ヘッドを地面に落として、グリップエンドがおへそを指すポジション(イラスト2のB参照)から、手元をバックスウィングで9時、フォロースルーで3時にスウィングして下さい。そのまま同じ力感のままボールを軽くポーンと打ってみましょう。

力んでしまう方にとっては信じられない感覚があるかと思いますがとっても効果的なドリルですのでぜひチャレンジしてみて下さい!