フォーティーンが送り出すウェッジ「DJ-5」と「RM-4」の2モデルを、プロゴルファー・堀口宜篤が試打! それぞれどのような性能になっているのか確かめた。

まずは「DJ-5」から見ていこう。こちらはアマチュアでもスピンをかけて、やさしく寄せられることをコンセプトに開発されている「DJ」シリーズの、2021年12月に発売された最新モデルとなっている。

ソールは地面に刺さりにくいようリーディングエッジに厚みを持たせつつ、ウェッジとしての使い心地も損なわない形状を実現。バックフェースは、トップブレードに厚みを持たせた逆テーパーブレード設計をさらに発展させ、ヘッド外周にボリュームをもたせた「リンクブレード設計」を採用。これにより、打感の心地よさに加え、ヘッドのブレも軽減している。

また、フェース面もルールギリギリの位置までスコアラインを入れることで、よりスピン性能を高めているという。では堀口に見た目の印象から聞いてみよう。

「バックフェースのが印象的な形状ですが、実際に構えてみるとすごくスッキリして見えますね。ソールがペタッと座ってくれますし、エッジも落としてあってクラブが入りやすそうな感じです」(堀口、以下同)

実際に堀口がロフト角58度のモデルを使用し80ヤードの距離を打つと、平均して9000台から10000回転を上回るバックスピン量を計測。「たしかに、これはやさしいモデルですね」と堀口は頷く。

「とくに意識せず打ってもソールが滑ってボールを拾って高さを出してくれるので、ボールを上げよう、という意識を持たずオートマチックに打っていけますね。打感も軟らかく、スピンもとくに何もせずともかかるし、かけようと思って打てば11000回転を超えるくらいです。これはフェース面ギリギリまで溝が入っているのも大きいでしょうね」

ただし、やさしくオートマチックに打てるぶん「操作性という面ではやや見劣りします」と堀口。「テクニックをふんだんに使わず、シンプルにアプローチを打っていきたいゴルファーにオススメですね」と評価した。

続いて打ったのは「RM-4」。RMシリーズはフォーティーンのウェッジのなかではツアーモデルの位置づけで、「RM-4」は2020年9月に発売されたモデルとなっている。

特徴的なのはバックフェース。逆テーパーブレード設計になっており、フェース厚をCNCミーリングによって精密に調整。さらにバックフェース面に段差をつけ左右で厚みを変える「ステップブレード設計」を採用。46〜54度まではトウ側を厚くしミスヒットに強くしてフルショットでの使いやすさを追求。56〜60度ではヒール側を厚くしアプローチでの操作性と打感の向上が図られている。

ソールの形状もスタンダードな「Sソール」と、トウ・ヒール部の後方を削った「Hソール」の2種をラインナップ。「RM-4」自体がツアーモデルという位置づけであることから、今回の試打ではより操作性のある「Hソール」を使用した。見た目について堀口の意見はどうだろう。

「シンプルに座りがいい形状です。サイズも小さ過ぎないミッドサイズで、トップブレードも逆テーパーブレードとはいえそこまで厚過ぎはしないですね。ソールが落ちていて、多様な使い方ができそうな点はまさにプロユースという感じです。少し歯が出ていますが、ソールの削りがあるので座りは良い。ボールだけキレイに拾ってくれそうなイメージが湧きますね」

実際にロフト58度のモデルで80ヤード飛ばす振り感で打ってもらうと、スピン量は平均して10000回転を超える結果に。「これは、よりスピンがかかりますね」と堀口は言う。

「ボールがフェースに乗る感覚が、『DJ-5』よりも強く感じますね。打感もより軟らかめで、高さの調節もしっかりできます。操作性も抜群で高低差、飛距離のコントロールもしやすいです。スピンがかかるので低くても短くても基本止まってくれると考えて良いですね。本当にただただいいウェッジ、とい印象です」

さて、フォーティーン製のウェッジ2種を打ち終えた堀口に、改めてそれぞれのモデルに合うゴルファー像を教えてもらおう。

「とくにウェッジを苦手としていて、シンプルに、オートマチックに打っていきたいという方は、『DJ-5』がオススメですね。対してフェースを開いて打ったりといったテクニックでよりボールをコントロールしたい方には『RM-4』がオススメと言えるでしょう。とはいえ『RM-4」も難し過ぎる、ということはないので初心者の方の初めての単品ウェッジが『RM-4』でも全然アリだと僕は思います。ウェッジに苦手意識があるなら『DJ-5』、そうでないなら『RM-4』といったところでしょうか」

協力/PGST