残り2試合となった米男女両ツアーで来季のシードを懸けて戦う勝みなみと小平智が好スタートを切った。勝はアニカ・ドリブン by ガインブリッジ at ペリカンで1打差の2位タイ、小平は日没サスペンデッドとなったベターフィールドバミューダ選手権で暫定6位タイにつけ上位進出を目指す。

来シーズンのフル参戦権(ポイントランクトップ80)をギリギリでクリアする78位で今大会を迎えた勝。優勝賞金200万ドル(約3億円)がかかる最終戦CMEグループ・ツアー選手権には上位80名しか出場できないためシード獲りだけでなくビッグボーナスのチャンスを掴むためにも今大会が正念場となる。

プレッシャーがかかるなかこの日の勝は「ショットが安定していたしパッティングがすごく良かった」と8バーディ(1ボギー)を量産。首位のブルックス・ヘンダーソンに1打差の2位タイと絶好のポジションを確保した。

ルーキーイヤーの今シーズンは予選落ちも多くトップ10入りは序盤の1試合だけ。国内メジャー2勝、ツアー通算7章の実力を思うように発揮できずにいた。

しかしこの日は「パットが良かったのでゴルフがやさしく感じました」と自信をのぞかせ「池絡みのホールもあるのでコースマネジメントがスコアメイクの鍵。考えながらプレーするのが面白いです」。

明日以降も「バーディをたくさん獲って、しっかり攻めのゴルフができるよう最後まで頑張りたい」と上を見る。ちなみにこのままの順位で4日間を終えればポイントランクは55位に浮上する。

いっぽうバミューダでシード獲得を目指す小平は7バーディ、ノーボギーの64をマーク。フェアウェイキープ率78.57パーセント、パーオン率83.33パーセントと好調なショットを武器にグリーンを外した際のスクランブリングも100パーセントとほぼ完璧な内容。

しかし来季のフルシード獲得までにはまだ厳しい道のりが残っている。現時点のフェデックスカップポイントは160位でフルシード(125位以内)、さらには準シード(150位以内)圏外。もしこのままの順位で大会を終えれば148位に浮上し最終戦を残し準シード圏内に上がることは可能だ。

小平が目指しているのは決してそこではないはず。5年ぶりとなるツアー2勝目も視野に入れて戦う姿が見たい。

また現在南アで開催されているDPワールドツアー(欧州ツアー)のネッドバンク・ゴルフ・チャレンジ大会初日、久常涼がノーボギーの5アンダー67で回りマックス・ホーマら首位グループに1打差の5位タイと上々の滑り出しを見せている。

今季すでにフランスオープンで優勝している21歳にも大きな期待がかかる。