国産や外資を問わず大手メーカーのほとんどが、自社クラブのレンタルサービスを展開している。充実したレンタルシステムを利用してゴルフをプレーする、新しい楽しみ方とは。

レンタルクラブとはその名の通り、多くは各メーカーのサイトを通して、会員の登録から、借りられるクラブの確認やレンタルの申し込みができて(クラブのレンタル期間は3泊4日が多い)、試打クラブが宅配便で送られてくるシステムだ。中には、試打クラブを無料で貸し出して、クラブの送料のみを利用者が負担するケースもある。

いずれにせよレンタルクラブは、興味があるニューモデルを打ってみたい、自分に合うかを確かめてからクラブを買いたい、ゴルフクラブを置くスペースがない、という人にありがたいサービスだ。
ECサイトのDMMでは、メンズ&レディースのクラブセット以外にもゴルフウェアのレンタルサービスも存在している。

最近レンタルクラブの人気が非常に高くなっているというヤマハに聞いてみたところ、「試打クラブレンタルサービス」の利用者は、昨年の1〜6月に比べて今年の1〜6月は倍に増えたという。同社の小石真司さんに人気の理由を聞いてみた。

「試打レンタルがお手頃な価格(3泊4日/往復送料込みで2860円)なこと、スペックが充実してクラブの在庫も多いので借りやすいことがあると思います。また、ヤマハの特徴としては『RMX』ドライバーがヘッド単体でも借りられるところ。“ヘッド1個+シャフト3本”という借り方もできるので、いろいろなシャフトを試したい人にいいでしょう」

それでは、レンタルクラブの利用者はどんな人が多いのだろう。
「クラブの購入を意識したレンタル利用者が多くて、年代では50代が最多、次点で40代。最近は女性の利用率が伸びており、以前ならレディスクラブではLシャフトが多かったのですが(ワンフレックス上となる)Aシャフトの利用が増えてきています。やはり『コースで試打して購入前の参考になった』という利用者からの声が一番多いですね」
さらにヤマハは、クラブセットのサブスクレンタルも実施している。

プロギアは「新製品発売記念」のレンタル料金半額キャンペーンをおこなっていて、この夏にリリースされる最新作「RS JUST」シリーズのレンタル料金をしばらく半額に設定している。レンタル市場もメーカーごとにいろんなサービスを展開して熱くなってきているのが現状だ。

ニューモデルならば、よく行くコースや練習場でクラブを打てば「今までより飛んでる」「あのミスが収まった」「グリーンで止まるようになった」など、リアルな手ごたえが実感できるはず。今や「買う前に打つ」は当たり前になったが、今後は「買う前に借りる」が広まるかもしれないし、カーシェアリングのように「買わずに楽しむ」層も増えてくるのかもしれない。