「もっこす」とは肥後もっこすのことで熊本県の男性の気質を表すときに使われる。正義感が強く、曲がったことが大嫌い。その言葉がぴったりなクラブデザイナー、マスダゴルフ主宰・増田雄二がゴルファーの悩みに今日も答えます!

(質問)
初めて単品でウェッジを購入したところ、アイアンセットとは違うシャフトが入っていることに気がつきました。練習場では気にならなかったのですが、コースではミスばかりでます。シャフトも気にして購入すべきだったでしょうか?(千葉県 32歳 平均スコア105)

担当記者(※以下GD):買ってから気づくことって意外と多いんです。失敗してからクラブの知識が増えるということもありますね。

増田:まず購入するときは、シャフトの種類も気にしたほうがいいよね(笑)。初心者の人であれば、仲間に相談してみるのもいいと思います。

ウェッジのシャフトは、アイアンと揃える必要は必ずしもないですが、セットの流れを考慮して、特性が大きく違うものは選ばないほうがいいでしょう。例えば、アイアンは100gを超えるスチールシャフトが装着されているのに、ウェッジは軽量のカーボンシャフトでは、質問者さんのように上手くいかないことも多いでしょう。

昔は、ウェッジもアイアンセットの流れだったので、当然シャフトも同じものが装着されていました。だから、セットの流れはそんなに悪くなかったのです。最近は100gを切るような、いわゆる軽量スチールが多くなり、ウェッジは単品で購入するようになったので、以前よりも流れが悪くなることは増えたかもしれませんね。

GD:アイアンセットは軽量スチールで、ウェッジは「ダイナミックゴールド」や「モーダス3」という人も多いですね。

増田:流れを重視して、アイアンと同じ軽量スチールにするのもひとつの方法だと思いますが。ウェッジは飛距離を出すクラブではないので、軽くする理由はあまりないんです。重さがある方が、ゆっくり動きやすくヘッドの軌道も安定しやすいでしょう。100y以内の短い距離なら、バックスウィングを上げたのと同じスピードで下ろしてほしいくらいなので、少し重めにしたほうが安定するのではないかと思います。

バンカーやラフでも重さのあるウェッジのほうが有利です。軽いウェッジだと、どうしても振り幅も大きくなりがちで、コントロールが難しくなることもあります。また、バンカーや逆目のラフでは、重さがないと押す力が弱くなるというか、その抵抗に負けてしまいそうなイメージがわくかもしれません。

GD:室内で試打しただけでは、なかなかラフの抵抗まで考慮にいれられないですね。

増田:そこの練習環境は難しいところですね。打ちっぱなし練習場で、短い距離のアプローチをしていると、なんだか球がもったいない感じがする人も多いでしょうからね。

普段はマットで練習していても、例えばプレーするゴルフ場にアプローチ練習場があれば、少し早く行って芝の上でしっかり練習したいですね。傾斜や芝の質でも出球が変わりますし、逆目だととても難しくなります。練習場ではなかなか経験できないので、重点的に練習したいところです。

ツアーの練習ラウンドに行くと、プロたちはずっとグリーン周りで様々なアプローチを練習しています。練習時間のかなりの割合をアプローチに費やして、そのコースの芝やグリーンに合わせるのです。その意味は簡単に考えないでほしいですね。それだけアプローチが重要だということです。