スコッティキャメロンのパターといえば、タイガー・ウッズや松山英樹らが使う「ニューポート2」型が有名だ。強いプロたちはみんなこの形を使っているイメージだが、最近ではプロに人気の形も少々変わってきているという。

強いプロの証であり、アマチュアゴルファー憧れのパターといえば、やはり「スコッティキャメロン」。タイガー・ウッズを始めに松山英樹、ジョーダン・スピースと王者の手にはこのパターの姿がある。実際にデータを見てみると、USPGAツアーの2020-2021シーズンの「スコッティキャメロン」パターの勝率を見ると18勝、これは2位オデッセイの12勝を6勝も上回る結果だ。予想どおりUSPGAツアーでは「スコッティキャメロン」を使うプロが強いのがわかる。

しかし、イメージをひとつ考えを改めなければならないようだ。全米オープンのデータでは43人の選手が「スコッティキャメロン」のパターで出場。しかし、内訳を見ると23人がブレードタイプで20人がマレットだった。タイガー・ウッズの登場以来、スコッティキャメロンといえば、「ニューポート2」が一番人気で、それに続くのは「ニューポート」と、ほとんどのプロがブレード型を使っているようなイメージだが、最近ではマレット型が急速に台頭してきている。

年間最優秀選手となったパトリック・カントレーは「ファントムX5」、今シーズンの開幕戦を制したマックス・ホーマは「ファントムX5.5」を使用。そしてジャスティン・トーマスは代名詞ともいえる「フューチュラX5」から「ファントムX5.5」へチェンジ。人気上昇中のウィル・ザラトリスも「ファントムX11」を使い始めた。

強いプロが愛用することがUSPGAツアーでの使用率を上げ、USPGAツアーでの使用率の高さが、さらに日本の男子ツアーに影響を及ぼしている。

「日本のツアーでもグリーンのスピードがより速くなってきており、プロでも安定したストロークができる『ファントムXシリーズ』が人気になっています。これはオートマチックでより安定したストロークを好む選手が増えてきている傾向だと思います」(タイトリスト スコッティキャメロン パター担当・澤岩男氏)

と、日本でも「ファントムXシリーズ」の使用者がだんだんと増えてきているという。

大型マレットとはいえショートスラントネックで操作性もあることが、パッティングとはいえども自分の思いどおりにボールを打ちたいこだわりのプロたちにも受け入れられているとことであろう。

すでに新シーズンがスタートしているUSPGAツアーで、このままマレット型が増えていくのか注目だ。ゴルファーなら上手くなったら「いつかはキャメロン!」と思っている人も多いとは思うが、これからは「ニューポート2」だけではなく、「ファントムX」らマレット型も候補に加えておこう。