今年のセルヒオ・ガルシア(スペイン)を振り返るならば、「メジャー無冠のベストプレーヤー」を返上した点に尽きるだろう。メジャー初挑戦から18年、ついに“神の子”がマスターズを制覇した。

 2月に行われた欧州ツアーのオメガ ドバイデザートクラシックを制しツアー通算12勝目を手にしたガルシアは、優勝予想10位でマスターズに臨む。初日、2日目と安定したプレーをみせ、通算6アンダー首位タイで3日目を終えた。

 そして、迎えた勝負の最終日。一時は2位に後退したガルシアだったが、15番パー5で2オンに成功してイーグルを奪うなどジャスティン・ローズ(英)に追いつきプレーオフへ。ローズはティーショットを右に曲げボギー。一方、ガルシアは約3.5メートルのバーディパットを決め、念願のグリーンジャケットを手にしている。

 スペイン人としては、セベ・バレステロス、ホセ・マリア・オラサバルに続く3人目のマスターズ優勝者となったガルシア。偶然にも、この日はバレステロスの60回目の誕生日。偉大な先人の誕生日にマスターズ制覇という、ドラマティックな展開を演じた。

 マスターズ後もまずますの成績を残し続け、7月に結婚。10月には自身がホストのアンダルシア・バルデラマ・マスターズで優勝、同月に欧州ツアーの永久シード権を獲得した。また、12月には欧州ツアー年間最優秀選手に選ばれ、2017年はガルシアにとってゴルフ内外問わず「素晴らしい1年」となった。

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